【ラブライブ!】エアポッキーゲーム【りこルビ】

1: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:33:03.97 ID:fKxHyTZM
梨子「そう、ポッキーを使わないポッキーゲームよ」
ルビィ「ふーん、どうやるの?」
梨子「まずお互い向かい合わせになります」スッ
ルビィ「あ、やりながらなの」スッ
梨子「それからお互いの肩に手を乗せます。」スッ
ルビィ「…うん」スッ
ルビィ「ふーん、どうやるの?」
梨子「まずお互い向かい合わせになります」スッ
ルビィ「あ、やりながらなの」スッ
梨子「それからお互いの肩に手を乗せます。」スッ
ルビィ「…うん」スッ
2: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:33:31.79 ID:fKxHyTZM
梨子「……」
ルビィ「・・・」
梨子「……」
ルビィ「・・・え、なになに怖い怖い」
梨子「動かないで!!!!」
ルビィ「声でっか……びっくりした……」
ルビィ「・・・」
梨子「……」
ルビィ「・・・え、なになに怖い怖い」
梨子「動かないで!!!!」
ルビィ「声でっか……びっくりした……」
3: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:34:11.24 ID:fKxHyTZM
梨子「ふぅ…こうして目を合わせたまま、ポッキーを咥えるフリをします。」
ルビィ「・・・」
梨子「………」
ルビィ「間が怖い」
梨子「このままエアポッキーを食べ進めて」
ルビィ「・・・」
ルビィ「・・・」
梨子「………」
ルビィ「間が怖い」
梨子「このままエアポッキーを食べ進めて」
ルビィ「・・・」
4: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:34:45.16 ID:fKxHyTZM
梨子「先にキスした方が勝ちよ。よーいスタート」スススッ…
ルビィ「いやおかしいおかしいっ!!」バッ
梨子「っ……なに?」
ルビィ「なんでキレてんの?!」
梨子「はぁーーーーっ、また最初からね」
ルビィ「しないよ!!」
ルビィ「いやおかしいおかしいっ!!」バッ
梨子「っ……なに?」
ルビィ「なんでキレてんの?!」
梨子「はぁーーーーっ、また最初からね」
ルビィ「しないよ!!」
5: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:35:29.90 ID:fKxHyTZM
梨子「なんでよ!!」
ルビィ「怖いからだよ!!」
ルビィ「…ちょっと落ち着こ?ほら、チョコ食べる?」
梨子「それはデザートに取っておくわ」
ルビィ「何を食事としてのデザートなの!?」
梨子「え、いや…これからお昼ご飯だし…」
ルビィ「なんでそこは普通なの」
ルビィ「怖いからだよ!!」
ルビィ「…ちょっと落ち着こ?ほら、チョコ食べる?」
梨子「それはデザートに取っておくわ」
ルビィ「何を食事としてのデザートなの!?」
梨子「え、いや…これからお昼ご飯だし…」
ルビィ「なんでそこは普通なの」
6: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:37:05.06 ID:fKxHyTZM
梨子「ん?ルビィちゃんつまりそれって」
ルビィ「なんでもないよっ!反応遅いな!!」
梨子「違うのよルビィちゃん。私は別にルビィちゃんの上の口の初めてを奪いたいわけじゃないの」
ルビィ「言い回しが気持ち悪いよ!なに上の口って?!ただの口じゃん!!」
ルビィ「なんでもないよっ!反応遅いな!!」
梨子「違うのよルビィちゃん。私は別にルビィちゃんの上の口の初めてを奪いたいわけじゃないの」
ルビィ「言い回しが気持ち悪いよ!なに上の口って?!ただの口じゃん!!」
7: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:37:46.89 ID:fKxHyTZM
梨子「ただちょっと見つめあってみたらね…思ったより……瞳が、綺麗で……」
ルビィ「褒められてるのにいい気持ちしない…」
梨子「正しいルールはね、まぁ少しずつ近づいて、先に目を逸らした方の負け。ってだけ」
梨子「ね?簡単でしょ?それ以上でも以下でもない。何も怖くない。怖くないわ。」
ルビィ「褒められてるのにいい気持ちしない…」
梨子「正しいルールはね、まぁ少しずつ近づいて、先に目を逸らした方の負け。ってだけ」
梨子「ね?簡単でしょ?それ以上でも以下でもない。何も怖くない。怖くないわ。」
8: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:38:33.16 ID:fKxHyTZM
ルビィ「・・・目を…逸らした方には、何かあるの?」
梨子「ううん、何も無いわ。何もね…」
ルビィ「・・・それなら」
梨子「っっし!!」グッ!!
梨子「ううん、何も無いわ。何もね…」
ルビィ「・・・それなら」
梨子「っっし!!」グッ!!
9: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:39:32.42 ID:fKxHyTZM
ルビィ「絶対何もしないからね!!!なんかさせようとしたらすぐ逃げるから!!」
梨子「うん!」
ルビィ「学校休むから!!」
梨子「うん」
ルビィ「手首切るから」
梨子「・・・うん」
ルビィ「本当に大丈夫?」
梨子「大…丈夫っ!!・・・」
ルビィ「不安だ…」
梨子「うん!」
ルビィ「学校休むから!!」
梨子「うん」
ルビィ「手首切るから」
梨子「・・・うん」
ルビィ「本当に大丈夫?」
梨子「大…丈夫っ!!・・・」
ルビィ「不安だ…」
10: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:40:42.93 ID:fKxHyTZM
梨子「では…」スッ
ルビィ「うん…」スッ
梨子「お互いが肩に手を乗せたらスタートよ」スッ
ルビィ「・・・はい」スッ
梨子「・・・」ジッ…
ルビィ「・・・っ」ジィ…
ルビィ「うん…」スッ
梨子「お互いが肩に手を乗せたらスタートよ」スッ
ルビィ「・・・はい」スッ
梨子「・・・」ジッ…
ルビィ「・・・っ」ジィ…
11: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:41:33.97 ID:fKxHyTZM
ルビィ(思ったより…近い………)
梨子「ルビィちゃん…」
ルビィ「…ん?」
梨子「負けた方に何かしてもらうことはないって言ったけど」
ルビィ「・・・」
梨子「ルビィちゃん…」
ルビィ「…ん?」
梨子「負けた方に何かしてもらうことはないって言ったけど」
ルビィ「・・・」
12: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:42:20.21 ID:fKxHyTZM
梨子「勝った方が何もしないとは言ってないわよ」
ルビィ「・・・ずっっる!!!」
梨子「ふふふ・・・」
ルビィ(嵌められたっ…なんてfool!全てはこの大人気ない上級生の手の内……っ!)
梨子「さてと、そろそろ…近づいて行こうかな…」
ルビィ「…っ!」
ルビィ「・・・ずっっる!!!」
梨子「ふふふ・・・」
ルビィ(嵌められたっ…なんてfool!全てはこの大人気ない上級生の手の内……っ!)
梨子「さてと、そろそろ…近づいて行こうかな…」
ルビィ「…っ!」
13: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:43:07.11 ID:fKxHyTZM
それは思っていた何十、何百、何兆倍も遅く、意識して見ないと動いているのかすら分からないほどに悠長な接近だった
しかし、だが確実に、己の元へと近づいているという現実は、ルビィにとって想像だにできない重圧となってのしかかった。
ルビィ(目を逸らせば………死ぬ!!)
黒澤ルビィ、齢15歳にして初めて死を悟った
しかし、だが確実に、己の元へと近づいているという現実は、ルビィにとって想像だにできない重圧となってのしかかった。
ルビィ(目を逸らせば………死ぬ!!)
黒澤ルビィ、齢15歳にして初めて死を悟った
14: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:44:29.28 ID:fKxHyTZM
梨子「・・・」
ルビィ(あれからずっと黙ったまま…何を考えてるか分からない…眉のひとつも動かさない……)
ルビィ「・・・っ!ふっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
意識を全て目の前の瞳に持っていかれるような感覚、それは呼吸すら忘れるほどだった
その時…
ルビィ(あれからずっと黙ったまま…何を考えてるか分からない…眉のひとつも動かさない……)
ルビィ「・・・っ!ふっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
意識を全て目の前の瞳に持っていかれるような感覚、それは呼吸すら忘れるほどだった
その時…
15: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:45:21.75 ID:fKxHyTZM
梨子「…」ニヤリ……
ルビィ「っ…!?」
不意に訪れた変化、桜内の顔が歪に笑う
そして
梨子「…ふぅー…」
ルビィ「っ…んぅ?!」
ルビィ「っ…!?」
不意に訪れた変化、桜内の顔が歪に笑う
そして
梨子「…ふぅー…」
ルビィ「っ…んぅ?!」
16: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:46:06.04 ID:fKxHyTZM
僅かに開いた桜内の口から、か細い吐息が零れた
そしてそこで理解する
もう既に鼻先が付きそうなほど近づいていたことに
ルビィ「な……に……」
梨子「んー?」ニヤニヤ
そしてそこで理解する
もう既に鼻先が付きそうなほど近づいていたことに
ルビィ「な……に……」
梨子「んー?」ニヤニヤ
17: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:47:01.40 ID:fKxHyTZM
ふぅー……ふぅー…
ルビィ「・・・っ」ゾクッ
甘い甘い…いちごの香り
意識せずとも、鼻腔をくすぐるその香気に
ふっ…と意識が遠のくのを感じた
ルビィ(この香りを嗅いではいけないっ!ダメになる…っ)
ルビィは直ぐにそう判断し、口呼吸をしようとした
それこそが、名将桜内の計略であった
ルビィ「・・・っ」ゾクッ
甘い甘い…いちごの香り
意識せずとも、鼻腔をくすぐるその香気に
ふっ…と意識が遠のくのを感じた
ルビィ(この香りを嗅いではいけないっ!ダメになる…っ)
ルビィは直ぐにそう判断し、口呼吸をしようとした
それこそが、名将桜内の計略であった
18: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:48:04.59 ID:fKxHyTZM
ルビィ「・・・っ………ふっ………はっ………ふっ………」
呼吸がままならない、なぜか。出来ないのだ。呼吸が。それが既に、最悪の展開になると、お互いの唇の距離が語っているのだ。
ルビィ(ちかいっ…ちかいぃ………)ブルブル
梨子「・・・♡」
ふっ…
呼吸がままならない、なぜか。出来ないのだ。呼吸が。それが既に、最悪の展開になると、お互いの唇の距離が語っているのだ。
ルビィ(ちかいっ…ちかいぃ………)ブルブル
梨子「・・・♡」
ふっ…
19: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:48:57.27 ID:fKxHyTZM
ルビィ「っ!……はぁっ……っ!!」
目を合わせたままでは、もう口元が見えないほどに近く、そこで行われる口呼吸がどのようなものか、その視界にひろがる光景が何を思うか、答えは決まっていた。
ルビィ「・・・」ギュウ……
肩を掴む力が強くなり、身体がみるみる熱くなる
触れないままで、触れずとも、その行為は可能なのだと
黒澤ルビィはその時初めて知った
そして
目を合わせたままでは、もう口元が見えないほどに近く、そこで行われる口呼吸がどのようなものか、その視界にひろがる光景が何を思うか、答えは決まっていた。
ルビィ「・・・」ギュウ……
肩を掴む力が強くなり、身体がみるみる熱くなる
触れないままで、触れずとも、その行為は可能なのだと
黒澤ルビィはその時初めて知った
そして
20: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:49:40.73 ID:fKxHyTZM
ルビィ「・・・りこちゃ…………」
梨子「………んー?」
ルビィ「………ルビィ…もう……だめ……」
梨子「・・・そう………なら」
梨子「目を逸らして、逃げればいいわ……」
梨子「………んー?」
ルビィ「………ルビィ…もう……だめ……」
梨子「・・・そう………なら」
梨子「目を逸らして、逃げればいいわ……」
21: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:50:46.16 ID:fKxHyTZM
ルビィ「ぁ……」
梨子「私は……勝っても何もしない…約束するわ………?」
触れそうな距離、零れる吐息、混じり合う熱
目を逸らせば、おわる。
梨子「私は……勝っても何もしない…約束するわ………?」
触れそうな距離、零れる吐息、混じり合う熱
目を逸らせば、おわる。
22: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:52:07.25 ID:fKxHyTZM
ルビィ「・・・」
───終わってしまう
ルビィ「」チュッ
─────いやだ
───終わってしまう
ルビィ「」チュッ
─────いやだ
23: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:53:08.96 ID:fKxHyTZM
─────────
梨子「・・・」セイザ
ルビィ「・・・///」
梨子「・・・」
ルビィ「・・・なにか言うことは?///」
梨子「・・・イエ……ナニモ………」
梨子「・・・」セイザ
ルビィ「・・・///」
梨子「・・・」
ルビィ「・・・なにか言うことは?///」
梨子「・・・イエ……ナニモ………」
24: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:54:02.12 ID:fKxHyTZM
ルビィ「あるでしょっ!言うこと!!」
梨子「・・・いや…ちょっと…わかんないッス……スマセン………」
ルビィ「っ!!//・・・ん!!」バッ
梨子「・・・?」
梨子「・・・いや…ちょっと…わかんないッス……スマセン………」
ルビィ「っ!!//・・・ん!!」バッ
梨子「・・・?」
25: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:55:02.88 ID:fKxHyTZM
ルビィ「・・・これから…よろしくお願いします……でしょ……?//」
梨子「」
そのデザートは、この世の何よりも甘かったそう
梨子「」
そのデザートは、この世の何よりも甘かったそう
26: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:55:32.69 ID:fKxHyTZM
おしまい
どうもすみませんでした
どうもすみませんでした
27: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:55:42.22 ID:IpeYNOHk
よくやった
28: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 17:57:39.83 ID:JlHkLizI
|c||^.- ^|| いけませんわ!
34: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 23:31:08.07 ID:r8Gur4/C
本日のダイヤさんホイホイスレ
29: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/19(日) 18:28:29.37 ID:ZxramHOo
ありがとう
ありがとう
ありがとう
引用元: ・http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1558254783
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この記事へのコメント
- 名無しのラブライバー:2019/05/21(火) 17:56:59
うむ
- 名無しのラブライバー:2019/05/21(火) 23:25:10
おっきした