善子「ずら丸とルビィは少し遅れるってことだし、名前書いて待ってようと思ったら…」

善子「ｸｯｸｯｸ…これも堕天使ヨハネであるこの身体にとっては仕方の無いこと…」

善子（…どうしたらいいんだろうこれ）

善子「ここで津島って書くのはねぇ… よし、国木田って書いとこ」

善子「よしっ…と」

店員「3名でお待ちのヨハネ様〜」

善子 ﾋﾞｸｯ

JK「はーい！ほら呼ばれたよ行こ行こ！」
ｷﾞﾗﾝ! ﾊｲﾊｲ ｲﾂﾓﾉﾔﾂﾈ- ﾅﾆﾖ-! …

善子「危うく反応する所だったわ…幸い向こうもこっちには気づいてないみたいだし…にしても2人とも遅過ぎない？」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ
ｲﾗｯｼｬｲﾏｾ-

ルビィ「ごめんね善子ちゃん、バス乗り過ごしちゃって」

花丸「ばぁちゃんのお手伝いしてたらつい時間過ぎちゃってて…」

善子「全く… まぁ、ずら丸らしいわね
私もさっき来たばっかりだし、別に大丈夫よ」

店員「3名でお待ちの国木田様〜」

花丸「えっ！？オラ？は、はいっ！」

ルビィ「別に手は挙げなくていいんだよ花丸ちゃん」

善子「ほら、ちょうど呼ばれたわ
ナイスタイミングね」

ルビィ「でも善子ちゃん、なんで花丸ちゃんの名前書いてたの？遅れるって連絡してたのに」

善子「ふぇっ！？そ、それは… ってか善子言うな！ヨハ…っ！ と、とりあえず席行きましょ！席！」

花丸「？ そんなに慌ててどうしたの善子ちゃん」

善子「あ〜、いや、私喉乾いちゃったかなぁ〜なんて… この堕天使としての身体が漆黒なる聖水を求めているのです」

ルビィ「コーラ飲みたいんだね善子ちゃん」

善子「別にいいでしょ！ほらさっさと行くわよ！」

善子（さっきヨハネって書いてた人達は…私たちの席の近くではなさそうね 良かったわ…）

店員「こちらのお席になります ご注文がお決まりになりましたらこちらのボタンを押してお呼びください」

ルビィ「バスのボタンとかもそうだけど、こういうボタンってなんかついつい押したくなっちゃうよねぇ」

花丸「き、今日はマルが押してもいい…かな？」

善子「そんなに緊張するほどのことでも無いでしょ… それより注文決めなさいよ注文」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

店員「ご注文を確認します
山盛りポテトが2つ、ドリンクバーが3つですね ご注文は以上で宜しいでしょうか？」

ルビィ「大丈夫です！」

店員「ドリンクバーはあちらにございます
それではごゆっくりどうぞ」

善子「よし！早速ドリンクバーに… と思ったけどちょっとトイレ行ってくるわ」

ルビィ「？ じゃあ一緒に行こ、花丸ちゃん！」

花丸「うん！オラは何飲もうかなぁ〜」

〜トイレ〜

善子「タイミング悪くさっきの高校生たちがドリンクバーにいるとか、今日はホントついてない日ね… でも同級生と一緒にファミレスでポテト食べながら過ごすなんていかにもJKって感じ！リアルこそ正義…！」

善子「そろそろ大丈夫よね？席戻ろ…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルビィ「あ、善子ちゃん コーラ持ってきておいたよ」

善子「え！ほんと？あ、ありがと…(やっぱり持つべきは友ね！リア充って感じする〜っ！)」

花丸「じゃあ早速本題に入るずら」

善子「次の新曲についてよね？」

ルビィ「衣装案も考えてきたんだ〜 えっと…こんな感じとかどうかな？」

〜30分後〜

善子「ちょっとジュース取ってくるわね」ｶﾞﾀｯ

ルビィ「…ねぇ、花丸ちゃん」

花丸「…多分オラもルビィちゃんと同じこと考えてるずら」

ルビィ・花丸「「善子ちゃんの様子がおかしい(ずらっ)！」」

花丸「さっきからずっと善子ちゃんって呼んでるけどいつもみたいにヨハネよっ！って返してこないし、堕天使ワードも言わないし」

ルビィ「なんか入口の方の席を気にしてたみたいだけど、だれか知り合いでもいたのかなぁ？」

善子「2人で何盛り上がってるのよ」

ルビィ・花丸「「ﾋﾟｷﾞｬｧ？！・ずらっ？！」」

ルビィ「なななな、なんでもないよ！ねっ、花丸ちゃん！」

花丸「そそそ、そう！ないでもないずらよー？」

善子「？ 変なの」

ルビィ「ル、ルビィたちも飲み物取ってくるね！」ｶﾞﾀｯ

〜ドリンクバー前〜

ルビィ「別にやましい話じゃなかったのにこれじゃ逃げてきたみたいだよ…」ﾎﾟﾁｯ

花丸「戻ったらまた新しい曲についての話を再開すれば大丈夫ずら」ｺﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ

ルビィ「そうだね！じゃあ…ってアレ？」

花丸「どうしたのルビィちゃん」

ルビィ「あのテーブルの人達…」ﾕﾋﾞｻｼ

花丸「？」

JK1「やば…やっぱりヨハネ様最高… 生放送毎回楽しみにしてるもん！」

JK2「アンタほんっと好きだよね〜 まぁ私もこの前の放送見てからちょっとハマっちゃったんだけどさ」

JK1「スクールアイドルとしても活躍するヨハネ様… あぁ、いつかお会いしたい…」

JK3「Aqours…だったっけ？1年生の子たちみんなかわいいよね〜」


ルビィ「…善子ちゃんの様子がおかしい原因、分かった気がするかも」

花丸「オラも…」

善子「2人とも遅かったわね？どうせ何飲むか悩んで遅くなったんだろうけど」

花丸「オラは紅茶にしてみたよ〜
前に鞠莉ちゃんのところで飲んだやつがすっごく美味しかったずら〜」

ルビィ「ルビィも紅茶！色んな種類があってちょっと迷っちゃった」

善子「なんか2人にしては珍しいわね、紅茶」

ルビィ・花丸「そんなことより！」ｽﾞｲｯ

善子「うわわ！何よいきなり！コーラ吹き出すところだったでしょうが！」

ルビィ「あっ、ごめんね？でもどうしても気になっちゃって」

善子「気になったぁ？何がよ」

花丸「善子ちゃんの挙動不審っぷりずら」

善子「きょっ、挙動不審って何よ！もう少し言い方ってもんがあるでしょ！」

花丸「挙動不審なのは否定しないずらねー？」

善子「うっさいずら丸！」

ルビィ「今日の善子ちゃん、何だかいつもと違うから気になってたんだ 多分、あの席の人達の事だよね？」

善子「なっ！？えーっと、いや、その、なんというか…」

花丸「あの人達、善子ちゃんのファンなんじゃないかなぁって さっきも善子ちゃんの話題で盛り上がってたし」

善子「んなっ！？///」

ルビィ「善子ちゃんすごい人気だよねぇ 綺麗だし、スタイルもいいし 衣装作っててもそう思うよ？」

善子「にょわっ！？///」

花丸「善子ちゃんはほんとに美人さんずらねぇ〜」

善子「…よ」ﾎﾞｿｯ

花丸「ずら？」

善子「あぁ〜もうっ！さっきから善子善子ゆーな！だからヨハネよっ！
…確かに応援してくれてるのは嬉しいけど、せっかくルビィとずら丸とこんなに楽しく過ごせてるんだし2人に迷惑かけたくなかったのよ…」

ルビィ・花丸「「善子ちゃん… 」」ｳﾙｳﾙ

善子「だからヨハネよっ！」

JK1「ヨハネ様ッ！？」

善子「げっ、バレた！？」

ルビィ「よ”じごぢゃぁぁぁん」ﾀﾞｷｯ
花丸「よしこちゃぁぁぁぁん」ﾀﾞｷｯ

善子「ちょっと！2人とも抱きつくことないでしょ！」

JK1「ヨハネ様ぁぁぁぁ！」ﾀﾞｷｯ

善子「なぁんでこうなるのよ〜っ！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ﾋﾟﾛﾝｯ
千歌「お、善子ちゃんのTwitter更新されてる」

曜「そういえば今日は1年生3人で打ち合わせするのって善子ちゃん言ってたなぁ」

梨子「私たちといっしょね」ﾌﾌｯ

千歌「…！コレ見て！すっごく楽しそう！」

堕天使ヨハネ @yohane_daten
今日はリトルデーモン達と闇の会合を開いていたわ
これはその途中で出逢ったリトルデーモン達との記録よ
今日の儀式は20:30から行うから忘れないようにするのよ？
(1年生と堕天ポーズを決めるJK3人の写真)

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梨子「ﾌﾌｯ、ホントだ」

曜「そういえば善子ちゃん、すっごく嬉しそうに話してたっけ」

千歌「よーし！私達も頑張るぞー！」

梨子「じゃあまずは歌詞を仕上げてもらわないとね♪」

曜「衣装のイメージも決めたいしね」ﾖ-ｿﾛ-

千歌「2人ともちょ〜っと目が怖いよ…？」

ﾌﾌﾌ、ﾁｶﾁｬﾝｺﾝﾔﾊﾈｶｾﾅｲﾜﾖ?
ｳﾜ-ﾝ ﾄﾞｳｼﾃｺｳﾅﾙﾉ-!?
ｱﾊﾊﾊﾊ…

善子「ようこそリトルデーモンたち、今宵も闇の儀式を始めるわよ
今日も迷えるリトルデーモンたちを…
え？今日の写真について？フフッ、アレはね……」



おわり

初SSだったので至らないところもあるかと思いますがなんとかまとめられました
花丸ちゃんにはあんまりずらずら言わせないように意識してます
あと善子は善い子

また機会があれば何か書きたいですね

劇場版のヨハネ推しの3人で脳内再生された

神対応じゃん

お疲れ様です。とっても善かったです！

善い子メーター振り切ってて最高！
またお願いします！