【ラブライブ!】ようまりとようよしが出会う話

1: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:30:43.31 ID:/OiKKWyY
善子『堕天使ヨハネ、ここに降臨!』
曜『なんかよくわかんないまま連れてこられたけど、ここどこ?』
鞠莉「Wow!実験は成功ね」
曜「私だ…ほんとに私がもう一人いる」
鞠莉「よく来てくれたわね。善子」
善子『フフッ。リトルデーモンの呼びかけに応じ』
曜『待って待って状況説明して!あと鞠莉ちゃんの隣にいる私のそっくりさん誰!?』ギャーギャー
善子『ちょっ落ち着い……く"る"し"い"』
---
曜『にわかに信じがたいんだけど、向こうにいるのは平行世界の私と鞠莉ちゃん』
曜『私たちは鞠莉ちゃんちで開発された並行世界観測装置(仮)で呼び出されてる』
曜『ここは同一人物が同じ世界に存在するとSF的にヤバくなりそうだから、用意されたご都合主義の空間』
鞠莉「その認識でOKよ」
曜『なんかよくわかんないまま連れてこられたけど、ここどこ?』
鞠莉「Wow!実験は成功ね」
曜「私だ…ほんとに私がもう一人いる」
鞠莉「よく来てくれたわね。善子」
善子『フフッ。リトルデーモンの呼びかけに応じ』
曜『待って待って状況説明して!あと鞠莉ちゃんの隣にいる私のそっくりさん誰!?』ギャーギャー
善子『ちょっ落ち着い……く"る"し"い"』
---
曜『にわかに信じがたいんだけど、向こうにいるのは平行世界の私と鞠莉ちゃん』
曜『私たちは鞠莉ちゃんちで開発された並行世界観測装置(仮)で呼び出されてる』
曜『ここは同一人物が同じ世界に存在するとSF的にヤバくなりそうだから、用意されたご都合主義の空間』
鞠莉「その認識でOKよ」
2: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:32:07.68 ID:/OiKKWyY
善子『……あの魔道書、まさか本物だったとは思わなかったわ』
鞠莉「うちの機械が媒介に使ってるだけで、あれはなんの効力もないオカルト本よ?」
善子『goddamn!ちょっとは夢見させなさいよ!!』
曜「そっちの善子ちゃんも相変わらずなんだね」
曜『それで鞠莉ちゃんはなんでこんなことしようと思ったの?』
鞠莉「単純に並行世界の曜と、そのパートナーに会ってみたかっただけよ」
善子『存在する曜は全て私のもの!とか言いださなくて安心したわ。全面戦争待った無しだもの』
鞠莉「私の懐はそんなに広くないわよ。隣にいてくれる曜で埋まっちゃってるから、ね」ウィンク
曜『ひょっとして、ただただ惚気たいだけだったりしない?鞠莉ちゃん』
曜「なんにも聞かされてないけど、そうかも」
鞠莉「うちの機械が媒介に使ってるだけで、あれはなんの効力もないオカルト本よ?」
善子『goddamn!ちょっとは夢見させなさいよ!!』
曜「そっちの善子ちゃんも相変わらずなんだね」
曜『それで鞠莉ちゃんはなんでこんなことしようと思ったの?』
鞠莉「単純に並行世界の曜と、そのパートナーに会ってみたかっただけよ」
善子『存在する曜は全て私のもの!とか言いださなくて安心したわ。全面戦争待った無しだもの』
鞠莉「私の懐はそんなに広くないわよ。隣にいてくれる曜で埋まっちゃってるから、ね」ウィンク
曜『ひょっとして、ただただ惚気たいだけだったりしない?鞠莉ちゃん』
曜「なんにも聞かされてないけど、そうかも」
3: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:33:19.86 ID:/OiKKWyY
善子『いいわ。そういう話ならのってあげようじゃない』
曜『えへへ、そうだね』
鞠莉「じゃあお互い、馴れ初めを語りながらいろいろ掘り下げていきましょう」
鞠莉「あ、あとまぎらわしいからそっちの曜のことは"ようよし"って呼ぶわ」
ようよし「了解であります!」
善子「じゃあそっちの曜さんは"ようまり"さんね」
ようまり「カップリング名ってやつだっけ?スクールアイドルやってたころが懐かしいなぁ」
鞠莉「どっちから始めましょうか」
善子「呼び出してきたのはマリーなんだし、主導権はそっちじゃない?」
ようよし「うんうん。それでいいよ鞠莉ちゃん」
曜『えへへ、そうだね』
鞠莉「じゃあお互い、馴れ初めを語りながらいろいろ掘り下げていきましょう」
鞠莉「あ、あとまぎらわしいからそっちの曜のことは"ようよし"って呼ぶわ」
ようよし「了解であります!」
善子「じゃあそっちの曜さんは"ようまり"さんね」
ようまり「カップリング名ってやつだっけ?スクールアイドルやってたころが懐かしいなぁ」
鞠莉「どっちから始めましょうか」
善子「呼び出してきたのはマリーなんだし、主導権はそっちじゃない?」
ようよし「うんうん。それでいいよ鞠莉ちゃん」
4: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:34:16.79 ID:/OiKKWyY
鞠莉「OK。曜は足りないと思ったところ補足して」
ようまり「はーい」
鞠莉「あ、やっぱりなし。曜が説明して」
ようまり「そのこころは」
鞠莉「最初アプローチしてきたのは曜だもの。あなたが話すべきだわ」ニヤニヤ
ようまり「そのにやついた顔はなんでありますか?」
鞠莉「曜の恥ずかしがる姿が見たいなって♪」
ようまり「まあ、いいけどさ」
ようまり「はーい」
鞠莉「あ、やっぱりなし。曜が説明して」
ようまり「そのこころは」
鞠莉「最初アプローチしてきたのは曜だもの。あなたが話すべきだわ」ニヤニヤ
ようまり「そのにやついた顔はなんでありますか?」
鞠莉「曜の恥ずかしがる姿が見たいなって♪」
ようまり「まあ、いいけどさ」
5: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:35:52.98 ID:/OiKKWyY
ようまり「鞠莉ちゃんを意識し始めたのは、知っての通り夏のラブライブ予備予選の前だよ」
ようまり「『ぶっちゃけトーク、する場ですよここは』」
ようまり「あんな風に言ってくれた人はじめてで、頼ってもいいんだって思わせてくれた人ははじめてで、さ」
ようまり「気づいたら好きになってた」
善子「マリーは気づいてたの?ようまりさんの気持ち」
鞠莉「なんとなくは、ね。ただその頃には卒業後イタリアへ行くことを決めてたから、応えるつもりはなかったわ」
ようまり「あはは。だから、叶わない恋だったんだって思うことにしたんだ」
ようまり「良くも悪くも気持ちを隠すのは慣れてたから、卒業旅行のときの婚約者が云々って話が出たときも、友達としての驚きを表現できてたと思う」
鞠莉「……」ナデナデ
ようまり「『ぶっちゃけトーク、する場ですよここは』」
ようまり「あんな風に言ってくれた人はじめてで、頼ってもいいんだって思わせてくれた人ははじめてで、さ」
ようまり「気づいたら好きになってた」
善子「マリーは気づいてたの?ようまりさんの気持ち」
鞠莉「なんとなくは、ね。ただその頃には卒業後イタリアへ行くことを決めてたから、応えるつもりはなかったわ」
ようまり「あはは。だから、叶わない恋だったんだって思うことにしたんだ」
ようまり「良くも悪くも気持ちを隠すのは慣れてたから、卒業旅行のときの婚約者が云々って話が出たときも、友達としての驚きを表現できてたと思う」
鞠莉「……」ナデナデ
6: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:37:22.01 ID:/OiKKWyY
ようまり「そのあとはモヤモヤした気持ちを抱えてじっとしてられなかったから、新生Aqoursを続けながら高飛び込みに打ち込んでた」
鞠莉「そしたら周囲が思ってた以上に伸びてね。大学もスポーツ推薦で決めて、今じゃオリンピック強化指定選手なのよこの子」
善子「えっ?すごっ!」
ようまり「大学卒業後も飛び込みを続けていくことを決めて、スポンサーを探していたときにオハラグループが手を上げてくれて、マネージャーとして鞠莉ちゃんが派遣されてきたときは本当にびっくりしたよ」
ようまり「それで再開したときに思い知ったんだ。鞠莉ちゃんへの気持ちが残っていたこと、というより高校当時よりずっとずっと強くなっていたこと」
ようまり「だから、もう一回。改めてアタックしてみようって決めて」
ようまり「それからお付き合いが始まり、今に至るって感じかな」
鞠莉「そしたら周囲が思ってた以上に伸びてね。大学もスポーツ推薦で決めて、今じゃオリンピック強化指定選手なのよこの子」
善子「えっ?すごっ!」
ようまり「大学卒業後も飛び込みを続けていくことを決めて、スポンサーを探していたときにオハラグループが手を上げてくれて、マネージャーとして鞠莉ちゃんが派遣されてきたときは本当にびっくりしたよ」
ようまり「それで再開したときに思い知ったんだ。鞠莉ちゃんへの気持ちが残っていたこと、というより高校当時よりずっとずっと強くなっていたこと」
ようまり「だから、もう一回。改めてアタックしてみようって決めて」
ようまり「それからお付き合いが始まり、今に至るって感じかな」
7: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:38:26.84 ID:/OiKKWyY
善子「今の印象だとマリーから攻めていったんだと思ったけど、のちのちに絆されて逆転したのね」
鞠莉「だって!こんな可愛い娘が!!好きですって告白してきてくれたのよ!!!絆されないわけないじゃない!!!!!」ギュー
ようまり「鞠莉ちゃん、くるしい」
善子「スポンサーの件は職権乱用してない?ってか経営方針に口出しできるような立場にいたの?」
鞠莉「もっちろん!……と言いたいところだけど、さすがにあの当時は違うわよ。スポンサーの話は上層部の決定」
ようよし「("あの当時は"って今は役員入り、いやこっちの世界でも早々にしてたっけ。やっぱり鞠莉ちゃんすごいなぁ)」
鞠莉「多方面に展開しているとはいえ、関わりの深い沼津の出身選手を応援するのはそんなにおかしいことじゃないでしょう?」
鞠莉「マネージャーの話もパパから、顔見知りだからコミュニケーションもスムーズにいくんじゃないかってもってきたくらいよ」
鞠莉「だって!こんな可愛い娘が!!好きですって告白してきてくれたのよ!!!絆されないわけないじゃない!!!!!」ギュー
ようまり「鞠莉ちゃん、くるしい」
善子「スポンサーの件は職権乱用してない?ってか経営方針に口出しできるような立場にいたの?」
鞠莉「もっちろん!……と言いたいところだけど、さすがにあの当時は違うわよ。スポンサーの話は上層部の決定」
ようよし「("あの当時は"って今は役員入り、いやこっちの世界でも早々にしてたっけ。やっぱり鞠莉ちゃんすごいなぁ)」
鞠莉「多方面に展開しているとはいえ、関わりの深い沼津の出身選手を応援するのはそんなにおかしいことじゃないでしょう?」
鞠莉「マネージャーの話もパパから、顔見知りだからコミュニケーションもスムーズにいくんじゃないかってもってきたくらいよ」
8: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:39:32.46 ID:/OiKKWyY
善子「なるほどね」
ようよし「付き合ってるって周りは知ってるの?」
ようまり「私たちの関係者だけかな今は」
鞠莉「世間的には交際相手はいるらしい、くらいの認識みたいね」
ようまり「お義父さん、お義母さんに挨拶しにいったときはもうガチガチだったなぁ」
ようまり「正直、スポンサー契約切られても文句は言えないと思ってたし」
ようよし「やっぱり揉めたの?」
鞠莉「それがね。パパもママも既に承知してて、曜のご両親と内々に話をしてたみたいなのよ」
善子「怖っ!オハラグループの情報網怖っ!!」
鞠莉「何度聞いても親の勘としか言ってくれなくてね。真相は闇の中ってところかしら」
鞠莉「中途半端な覚悟だったら叩き出すつもりだったみたいだけど、私の曜だもの。お眼鏡にかなってその場で祝福されたわ」
ようよし「付き合ってるって周りは知ってるの?」
ようまり「私たちの関係者だけかな今は」
鞠莉「世間的には交際相手はいるらしい、くらいの認識みたいね」
ようまり「お義父さん、お義母さんに挨拶しにいったときはもうガチガチだったなぁ」
ようまり「正直、スポンサー契約切られても文句は言えないと思ってたし」
ようよし「やっぱり揉めたの?」
鞠莉「それがね。パパもママも既に承知してて、曜のご両親と内々に話をしてたみたいなのよ」
善子「怖っ!オハラグループの情報網怖っ!!」
鞠莉「何度聞いても親の勘としか言ってくれなくてね。真相は闇の中ってところかしら」
鞠莉「中途半端な覚悟だったら叩き出すつもりだったみたいだけど、私の曜だもの。お眼鏡にかなってその場で祝福されたわ」
9: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:41:11.19 ID:/OiKKWyY
ようまり「うちのパパとママも呼んで、パーティー始まったからなにがなんだかって感じだったよ」
善子「ところでマリー。ようまりさんに説明させたの、恥ずかしがるの見たいからって言っていたけど効果なくない?」
ようまり「もう何回もさせられたからね。今更恥ずかしがる要素はないよ」
鞠莉「もうっ!曜のいけず」
ようよし「その割に満更でもなさそうだけど」
善子「もう、お幸せにっていう他ないわね」
ようまり「私たちからはこんなところだよ」
鞠莉「ターンエンドよ!今度はそっちの話聞かせて?」
善子「ところでマリー。ようまりさんに説明させたの、恥ずかしがるの見たいからって言っていたけど効果なくない?」
ようまり「もう何回もさせられたからね。今更恥ずかしがる要素はないよ」
鞠莉「もうっ!曜のいけず」
ようよし「その割に満更でもなさそうだけど」
善子「もう、お幸せにっていう他ないわね」
ようまり「私たちからはこんなところだよ」
鞠莉「ターンエンドよ!今度はそっちの話聞かせて?」
10: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:42:28.45 ID:/OiKKWyY
ようよし「待ってました!!」
善子「はいはい。語りたくてしかたないって様子だし、曜さん好きに語って」
ようよし「えへへー」
鞠莉「向こうはようよしの好きアピールが強いのね」
ようまり「我ながら犬みたい」
鞠莉「曜ももっとアピールしてくれていいのよ?」
ようまり「私はTPOを弁えてるだけだって。2人きりのときはちゃんと甘えてるでしょ」
鞠莉「そう、ね」ギュッ
ようよし「むー!そっちはいちゃつくのしばらく禁止―!!」
善子「はいはい。語りたくてしかたないって様子だし、曜さん好きに語って」
ようよし「えへへー」
鞠莉「向こうはようよしの好きアピールが強いのね」
ようまり「我ながら犬みたい」
鞠莉「曜ももっとアピールしてくれていいのよ?」
ようまり「私はTPOを弁えてるだけだって。2人きりのときはちゃんと甘えてるでしょ」
鞠莉「そう、ね」ギュッ
ようよし「むー!そっちはいちゃつくのしばらく禁止―!!」
11: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:43:48.50 ID:/OiKKWyY
ようよし「私が善子ちゃんを意識し始めたのも、タイミング的にはようまりちゃんとほぼ同じかな」
ようよし「違うのは鞠莉ちゃんから『ぶっちゃけトーク』に誘われる前、バスの中で善子ちゃんが慰めてくれたこと」
ようよし「『なに抱えてるのかわからないけど、弱ってるところ見せられたって幻滅したりしないから。頼りなさいよ周りを』って肩抱き寄せられて思わず泣いちゃってさ」
鞠莉「あらあら♪」
ようよし「そのあとは鞠莉ちゃんとびゅうおで、夜には梨子ちゃんからの電話。最終的には千歌ちゃんの気持ちを知れて吹っ切れたんたんだけど」
ようよし「1番強く心に残ったのが最初に声かけてくれた善子ちゃんでね。登下校のバスでくっついたり、あちこち遊びに誘ったり。あ、デュオトリオ楽曲のときも手を上げて善子ちゃんとペアにしてもらったよ」
鞠莉「ふーん?今の話を聞くに善子も絆された側じゃない」
ようよし「違うのは鞠莉ちゃんから『ぶっちゃけトーク』に誘われる前、バスの中で善子ちゃんが慰めてくれたこと」
ようよし「『なに抱えてるのかわからないけど、弱ってるところ見せられたって幻滅したりしないから。頼りなさいよ周りを』って肩抱き寄せられて思わず泣いちゃってさ」
鞠莉「あらあら♪」
ようよし「そのあとは鞠莉ちゃんとびゅうおで、夜には梨子ちゃんからの電話。最終的には千歌ちゃんの気持ちを知れて吹っ切れたんたんだけど」
ようよし「1番強く心に残ったのが最初に声かけてくれた善子ちゃんでね。登下校のバスでくっついたり、あちこち遊びに誘ったり。あ、デュオトリオ楽曲のときも手を上げて善子ちゃんとペアにしてもらったよ」
鞠莉「ふーん?今の話を聞くに善子も絆された側じゃない」
12: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:45:03.54 ID:/OiKKWyY
善子「そうですけどなにか」ドヤッ
ようまり「あはは、とにかく想いが通じてよかったね。ようよしちゃん」
ようよし「えへへー」
ようよし「そんなわけで高校統合のあとくらいから、お付き合い始めさせてもらって今に至るであります」
ようよし「今は2人で東京に移ってOLやってるよ。会社は別だけどね」
鞠莉「東京……もしかしてパートナーシップ制度のため?」
ようよし「うん」
ようまり「じゃあ2人のことは割とオープンにしてるの?」
ようよし「そうだね。お互い両親には話してあるよ」
ようまり「あはは、とにかく想いが通じてよかったね。ようよしちゃん」
ようよし「えへへー」
ようよし「そんなわけで高校統合のあとくらいから、お付き合い始めさせてもらって今に至るであります」
ようよし「今は2人で東京に移ってOLやってるよ。会社は別だけどね」
鞠莉「東京……もしかしてパートナーシップ制度のため?」
ようよし「うん」
ようまり「じゃあ2人のことは割とオープンにしてるの?」
ようよし「そうだね。お互い両親には話してあるよ」
13: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:47:50.09 ID:/OiKKWyY
善子「あと、曜さんの会社の同僚にはこの前バレたわね」
ようまり「?」
善子「会社の女子会で曜さん泥酔しちゃって、迎えに行ったんだけど」
鞠莉「みなまで言わずとも、結果が想像できるわね」
ようよし「あ、あはは。うっすらとしか覚えてないけど、随分甘えちゃったみたい」
ようよし「腫れ物みたいに扱われてないから、そこは恵まれてるなぁって思うよ」
善子「LINEグループに招待されたと思ったら、同棲の様子を根掘り葉掘り聞かれたくらいだものね」
善子「ちなみに、うちの会社は社長が同性のパートナーいること隠してないから、その方面はかなりフランクよ」
善子「式挙げるならツテ紹介するって社員に言われてるくらいだし」
ようまり「なんか、さらっと凄いこと言ってない?」
ようよし「まあうん。私たちの方はこんな感じかな」
ようまり「?」
善子「会社の女子会で曜さん泥酔しちゃって、迎えに行ったんだけど」
鞠莉「みなまで言わずとも、結果が想像できるわね」
ようよし「あ、あはは。うっすらとしか覚えてないけど、随分甘えちゃったみたい」
ようよし「腫れ物みたいに扱われてないから、そこは恵まれてるなぁって思うよ」
善子「LINEグループに招待されたと思ったら、同棲の様子を根掘り葉掘り聞かれたくらいだものね」
善子「ちなみに、うちの会社は社長が同性のパートナーいること隠してないから、その方面はかなりフランクよ」
善子「式挙げるならツテ紹介するって社員に言われてるくらいだし」
ようまり「なんか、さらっと凄いこと言ってない?」
ようよし「まあうん。私たちの方はこんな感じかな」
14: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:49:08.39 ID:/OiKKWyY
鞠莉「これでお互いの様子はだいたいわかったわね」
善子「そういえば、そっちの夜の事情ってどうなの?」
ようまり「それ、聞いちゃう?」
ようよし「うーん」
善子「もちろん2人の関係に口出すつもりはないし、マリーたちも同じ考えなのが前提だけど、気になるじゃない」
鞠莉「OKOK、異論はないからせーので言いましょうか。曜、ようよしお願い」
ようまり「はいはい」
「「せーのっ」」
鞠莉「曜が受け」
善子「曜さんが受け」
善子「そういえば、そっちの夜の事情ってどうなの?」
ようまり「それ、聞いちゃう?」
ようよし「うーん」
善子「もちろん2人の関係に口出すつもりはないし、マリーたちも同じ考えなのが前提だけど、気になるじゃない」
鞠莉「OKOK、異論はないからせーので言いましょうか。曜、ようよしお願い」
ようまり「はいはい」
「「せーのっ」」
鞠莉「曜が受け」
善子「曜さんが受け」
15: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:50:13.53 ID:/OiKKWyY
善子「まじ?」
鞠莉「まじのまじ」
善子「っっっっっしゃ!!」ガッツポーズ
善子「……楽園は、ここにあった」
鞠莉「あら?」
善子「よかった、よかったぁ。初見で理解示してくれたの、マリーくらいよぉ」サメザメ
鞠莉「あなたも苦労しているのね。善子」
善子「やたらとイケメンイメージが先行してるのよぉ。実際はあんなにも可愛い人なのにぃ」
鞠莉「わかる」
鞠莉「まじのまじ」
善子「っっっっっしゃ!!」ガッツポーズ
善子「……楽園は、ここにあった」
鞠莉「あら?」
善子「よかった、よかったぁ。初見で理解示してくれたの、マリーくらいよぉ」サメザメ
鞠莉「あなたも苦労しているのね。善子」
善子「やたらとイケメンイメージが先行してるのよぉ。実際はあんなにも可愛い人なのにぃ」
鞠莉「わかる」
16: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:51:30.69 ID:/OiKKWyY
善子「確かにね。たまに、ちょっと低音で『善子ちゃん』って耳元で囁いて、リードしてくれるのも好きだけど!」
鞠莉「わかる」
善子「キスせがんできたとき『善子、ちゃん』って上目遣いになって、顔近づけると背中に回してきた手にギュッと力込めてくる受け受けしさ最高でしょうよぉ」
鞠莉「わかる」
善子「ついでに朝『おはよ』って微笑んで抱き着いてくるの見て二度寝決め込むのぉ」
鞠莉「わかる」
善子「マリー、今日呼んでくれてありがとう。マリーに会えて、話ができて本当によかったぁ」ギュー
鞠莉「こちらこそ来てくれてありがとう、よ」ギュー
鞠莉「わかる」
善子「キスせがんできたとき『善子、ちゃん』って上目遣いになって、顔近づけると背中に回してきた手にギュッと力込めてくる受け受けしさ最高でしょうよぉ」
鞠莉「わかる」
善子「ついでに朝『おはよ』って微笑んで抱き着いてくるの見て二度寝決め込むのぉ」
鞠莉「わかる」
善子「マリー、今日呼んでくれてありがとう。マリーに会えて、話ができて本当によかったぁ」ギュー
鞠莉「こちらこそ来てくれてありがとう、よ」ギュー
17: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:52:39.32 ID:/OiKKWyY
---
ようまり「2人とも落ち着いた?」
善子「これ以上ないくらいすっきりしたわ!」
鞠莉「ふふっ。善子、ううんヨハネのエンジンも暖まってきたみたいだし次行きましょうか」
ようまり「次って、もう十分話はお互いしたと思うんだけど」
鞠莉「ふっふっふ。この場に曜が2人いるのよ。この状況から導き出される結論は」
善子「まさか……っ!」
鞠莉「そのまさかよ。私たちが曜にサンドイッチされたスリーショット写真を撮りまくるの!!」
善子「Fooooooo!!」
ようまり「……本気?」
鞠莉「本気と書いてマジと読むくらい本気よ」
ようまり「2人とも落ち着いた?」
善子「これ以上ないくらいすっきりしたわ!」
鞠莉「ふふっ。善子、ううんヨハネのエンジンも暖まってきたみたいだし次行きましょうか」
ようまり「次って、もう十分話はお互いしたと思うんだけど」
鞠莉「ふっふっふ。この場に曜が2人いるのよ。この状況から導き出される結論は」
善子「まさか……っ!」
鞠莉「そのまさかよ。私たちが曜にサンドイッチされたスリーショット写真を撮りまくるの!!」
善子「Fooooooo!!」
ようまり「……本気?」
鞠莉「本気と書いてマジと読むくらい本気よ」
18: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:53:46.14 ID:/OiKKWyY
ようまり「そのテンションだと私が善子ちゃんに、ようよしちゃんが鞠莉ちゃんに抱きついたりさせようとしてるみたいだけど、いいの?」
ようよし「そうだよね。友達とじゃれ合うくらいのレベルだと思うけど」
鞠莉善子「「許可する!!」」
ようまり「聞く前から知ってた。……ようよしちゃんは大丈夫?私が善子ちゃんに触れても」
ようよし「うん。ようまりちゃんこそ平気?」
ようまり「あそこまで盛り上がってる2人に水差すのも悪いし、ちょっと面白そうとは思ってる」
ようよし「だね!」
ようよし「そうだよね。友達とじゃれ合うくらいのレベルだと思うけど」
鞠莉善子「「許可する!!」」
ようまり「聞く前から知ってた。……ようよしちゃんは大丈夫?私が善子ちゃんに触れても」
ようよし「うん。ようまりちゃんこそ平気?」
ようまり「あそこまで盛り上がってる2人に水差すのも悪いし、ちょっと面白そうとは思ってる」
ようよし「だね!」
19: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:54:54.83 ID:/OiKKWyY
---
※撮影環境シチュエーションは謎空間の謎パワーで好きに用意できます。また撮った写真は双方のスマホとPCへ自動的に保存されます。
鞠莉「ヨハネか私が撮りたいシチュエーションを宣言。その写真をとったらもう一方が次のシチュエーションを……って感じで進めましょ」
善子「合点承知!」
鞠莉「あ、もちろん曜たちから提案してくれても全然OKだからね」
ようよし「了解であります!」
ようまり「とりあえずは2人にまかせるよ」
鞠莉「じゃあ今度はヨハネからどうぞ♪」
善子「フフフ、ならば遠慮なく。具現せよ!我が望む世界!!」
※撮影環境シチュエーションは謎空間の謎パワーで好きに用意できます。また撮った写真は双方のスマホとPCへ自動的に保存されます。
鞠莉「ヨハネか私が撮りたいシチュエーションを宣言。その写真をとったらもう一方が次のシチュエーションを……って感じで進めましょ」
善子「合点承知!」
鞠莉「あ、もちろん曜たちから提案してくれても全然OKだからね」
ようよし「了解であります!」
ようまり「とりあえずは2人にまかせるよ」
鞠莉「じゃあ今度はヨハネからどうぞ♪」
善子「フフフ、ならば遠慮なく。具現せよ!我が望む世界!!」
20: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:56:19.98 ID:/OiKKWyY
ようまり「これって……善子ちゃんのソロ曲で使った椅子、というか玉座?」
鞠莉「あら?衣装は別のなのね」
ようまり「これ、音楽ゲームで使ったハロウィンのやつだね」
鞠莉「ミスマッチとは言わないけど、合わせない理由は何かあるのかしら?」
善子「ふふっ」チラ
ようよし「あー、あー……私の、お気に入り、であります……///」
鞠莉「ほほーう」ニヤニヤ
善子「前久しぶりに裁縫道具引っ張り出してきたと思ったら、これ仕立て直してきてね。これ着て抱いt「わーっわーっわーっ!!」」
鞠莉「なるほど、ね。いいじゃないのうちの曜もどこからかコスプレ「言わせないであります!!」」
鞠莉「あら?衣装は別のなのね」
ようまり「これ、音楽ゲームで使ったハロウィンのやつだね」
鞠莉「ミスマッチとは言わないけど、合わせない理由は何かあるのかしら?」
善子「ふふっ」チラ
ようよし「あー、あー……私の、お気に入り、であります……///」
鞠莉「ほほーう」ニヤニヤ
善子「前久しぶりに裁縫道具引っ張り出してきたと思ったら、これ仕立て直してきてね。これ着て抱いt「わーっわーっわーっ!!」」
鞠莉「なるほど、ね。いいじゃないのうちの曜もどこからかコスプレ「言わせないであります!!」」
21: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:57:28.99 ID:/OiKKWyY
善子「あら、残念」
ようまり「本題はそーいう話じゃないでしょ。それで、私たちはどうすればいいの?」
鞠莉「撮影者として私からいろいろ提案してもいいかしら?」
善子「構わないわ」
鞠莉「ヨハネはヨハネとして……曜たちは天界時代からヨハネの従者、もともと無機質なお人形さん状態だったけど当時から破天荒なヨハネに振り回されているうちに感情や個性が芽生え始めて命じられるまま一緒に地上へ」
ようまり「鞠莉ちゃん、その設定長くなる?ようよしちゃんがウズウズしてるから、あんまり焦らさない方がいいと思うよ」
ようよし「えっ、い、いや私は」
鞠莉「Oh!Sorry!!」
鞠莉「じゃあ曜たちの衣装だけ。天使的なやつね、で翼は2人で対になるように片翼ずつ。色は灰よ」
鞠莉「堕天によって力を失い、ヨハネの色に染まりつつある状態の表現ね」
ようまり「はーい」
ようまり「本題はそーいう話じゃないでしょ。それで、私たちはどうすればいいの?」
鞠莉「撮影者として私からいろいろ提案してもいいかしら?」
善子「構わないわ」
鞠莉「ヨハネはヨハネとして……曜たちは天界時代からヨハネの従者、もともと無機質なお人形さん状態だったけど当時から破天荒なヨハネに振り回されているうちに感情や個性が芽生え始めて命じられるまま一緒に地上へ」
ようまり「鞠莉ちゃん、その設定長くなる?ようよしちゃんがウズウズしてるから、あんまり焦らさない方がいいと思うよ」
ようよし「えっ、い、いや私は」
鞠莉「Oh!Sorry!!」
鞠莉「じゃあ曜たちの衣装だけ。天使的なやつね、で翼は2人で対になるように片翼ずつ。色は灰よ」
鞠莉「堕天によって力を失い、ヨハネの色に染まりつつある状態の表現ね」
ようまり「はーい」
22: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 18:58:56.00 ID:/OiKKWyY
鞠莉「とりあえずヨハネそこに座って。足組んで頬杖つきながらキメ顔で視線はこっち」
善子「ギラン」
鞠莉「曜、肘ついてる方から寝そべるかたちでもたれ掛かって。太ももに頭載っけられる?あ、肘掛けの高さ少し下げて」
ようまり「えーっとこう、かな?善子ちゃん、ようよしちゃん失礼します」
鞠莉「はいお待たせ、ようよしは反対側に立って。ヨハネに向かって少し身体倒して……いいわよ」
鞠莉「ヨハネ、ようよしの首に腕回して顔引き寄せなさい。あ、頬っぺたに手をやって視線はこっちのままね」
ようよし「///」
鞠莉「曜は気怠げな目で正面。ようよしそのままヨハネを崇拝してる感じで見つめてて」
鞠莉「OK!そのまま何枚か撮るわよ……ヨハネ、頬杖やめて曜の頭に手を。そうそういいわぁさいっこう!!」パシャパシャパシャ
善子「ギラン」
鞠莉「曜、肘ついてる方から寝そべるかたちでもたれ掛かって。太ももに頭載っけられる?あ、肘掛けの高さ少し下げて」
ようまり「えーっとこう、かな?善子ちゃん、ようよしちゃん失礼します」
鞠莉「はいお待たせ、ようよしは反対側に立って。ヨハネに向かって少し身体倒して……いいわよ」
鞠莉「ヨハネ、ようよしの首に腕回して顔引き寄せなさい。あ、頬っぺたに手をやって視線はこっちのままね」
ようよし「///」
鞠莉「曜は気怠げな目で正面。ようよしそのままヨハネを崇拝してる感じで見つめてて」
鞠莉「OK!そのまま何枚か撮るわよ……ヨハネ、頬杖やめて曜の頭に手を。そうそういいわぁさいっこう!!」パシャパシャパシャ
23: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:00:00.54 ID:/OiKKWyY
---
ようよし 「あぁ、うぅ……///」
鞠莉「ようよしをあんなに夢中にさせちゃって、ヨハネったら罪なオンナね」
善子「違うわマリー。私が曜さんに夢中なのよ!」ギラン
鞠莉「自分の欲望をぶつけながらも、相手の好みを取り入れる。いいカップルねあなたたち!」
ようまり「はいはい、その辺にしとこうね。ようよしちゃんもそろそろ帰ってきて」
ようよし 「すーはーすーはー……うん、じゃあ次は鞠莉ちゃんの番だよ」
鞠莉「OKOK。じゃあ普段着に戻った曜たちはそのまま、私もこのまま」
善子「ふーん。ノリノリだったしマリーも私みたいにするのかと思ったら」
鞠莉「さすがに背景、というかシチュエーションの希望はあるわよ?カモーン」
ようよし 「あぁ、うぅ……///」
鞠莉「ようよしをあんなに夢中にさせちゃって、ヨハネったら罪なオンナね」
善子「違うわマリー。私が曜さんに夢中なのよ!」ギラン
鞠莉「自分の欲望をぶつけながらも、相手の好みを取り入れる。いいカップルねあなたたち!」
ようまり「はいはい、その辺にしとこうね。ようよしちゃんもそろそろ帰ってきて」
ようよし 「すーはーすーはー……うん、じゃあ次は鞠莉ちゃんの番だよ」
鞠莉「OKOK。じゃあ普段着に戻った曜たちはそのまま、私もこのまま」
善子「ふーん。ノリノリだったしマリーも私みたいにするのかと思ったら」
鞠莉「さすがに背景、というかシチュエーションの希望はあるわよ?カモーン」
24: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:01:21.87 ID:/OiKKWyY
ザワザワ
ようよし「えーっと、ここ沼津駅前?」
鞠莉「ヴァーチャルリアリティ的なアレよ。通行人さんたちはゲームのNPCと思ってくれればいいわ」
善子「ふーん、じゃあどうするわけ?何したいのかいまいち読めないんだけど」
ようまり「鞠莉ちゃん、もしかして」
鞠莉「ふっふっふ。曜たちは両側から私と腕組んでもらって、ようまりようサンドイッチデース!」
ようよし「あーなるほど。シチュエーションは両手に花状態でデートってことかな」ギュッ
善子「くっ、これはカードゲームにおける『効果テキストが短いカードは強い』の法則……」
鞠莉「もちろんあとから設定盛り盛りなシチュエーションもやりたいけど、最初はシンプルイズベストってやつデスネー」
ようまり「鞠莉、ちゃん」
鞠莉「ほら、いらっしゃい。今なら人の目を気にする必要なんかないわ。本当なら、気にせずにお出かけしたいものだけど、ね」
ようまり「……うん!」ギュッ
ようよし「えーっと、ここ沼津駅前?」
鞠莉「ヴァーチャルリアリティ的なアレよ。通行人さんたちはゲームのNPCと思ってくれればいいわ」
善子「ふーん、じゃあどうするわけ?何したいのかいまいち読めないんだけど」
ようまり「鞠莉ちゃん、もしかして」
鞠莉「ふっふっふ。曜たちは両側から私と腕組んでもらって、ようまりようサンドイッチデース!」
ようよし「あーなるほど。シチュエーションは両手に花状態でデートってことかな」ギュッ
善子「くっ、これはカードゲームにおける『効果テキストが短いカードは強い』の法則……」
鞠莉「もちろんあとから設定盛り盛りなシチュエーションもやりたいけど、最初はシンプルイズベストってやつデスネー」
ようまり「鞠莉、ちゃん」
鞠莉「ほら、いらっしゃい。今なら人の目を気にする必要なんかないわ。本当なら、気にせずにお出かけしたいものだけど、ね」
ようまり「……うん!」ギュッ
25: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:02:26.49 ID:/OiKKWyY
ようよし「(そっか、二人とも有名人だもんね。堂々とデート、したことないんだ)」
善子「(私のこと持ち上げといてなによ。そっちのほうがよっぽどじゃないの)」
ようよし「(善子ちゃん、私適当なところで離れるから)」
善子「(ええ、存分に撮影してあげようじゃない!!)」
鞠莉「」ニヘラ~
善子「ご満悦なのはわかるけど、さすがにその顔は写真に残せないから、もうちょっと顔引き締めて鞠莉」
鞠莉「Oh、マジトーンで注意されるくらいヤバかった?」
ようまり「うん、一瞬惚れ直したと思ったのを後悔したくらい」プイッ
鞠莉「N,Nooooo!!」
善子「(照れ隠し)」
ようよし「(だね)」クスクス
善子「(私のこと持ち上げといてなによ。そっちのほうがよっぽどじゃないの)」
ようよし「(善子ちゃん、私適当なところで離れるから)」
善子「(ええ、存分に撮影してあげようじゃない!!)」
鞠莉「」ニヘラ~
善子「ご満悦なのはわかるけど、さすがにその顔は写真に残せないから、もうちょっと顔引き締めて鞠莉」
鞠莉「Oh、マジトーンで注意されるくらいヤバかった?」
ようまり「うん、一瞬惚れ直したと思ったのを後悔したくらい」プイッ
鞠莉「N,Nooooo!!」
善子「(照れ隠し)」
ようよし「(だね)」クスクス
26: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:03:15.25 ID:/OiKKWyY
---
※あれからいろいろシチュエーションを変えて、撮影会を存分にやりました。
ようまり「2人ともご満足いただけましたか?」
鞠莉「もっちろん!」
善子「大満足よ!!」
ようよし「こんな風に羽目外せることなかなかないもんね。私も楽しかったよ」
ようまり「じゃあ、そろそろ解散?」
鞠莉「そうね、名残惜しいけど」
善子「すたぁあああああっぷ!」
ようよし「善子ちゃん?」
善子「メインディッシュは存分にいただいたけど、別腹デザートがまだあるじゃないの」
※あれからいろいろシチュエーションを変えて、撮影会を存分にやりました。
ようまり「2人ともご満足いただけましたか?」
鞠莉「もっちろん!」
善子「大満足よ!!」
ようよし「こんな風に羽目外せることなかなかないもんね。私も楽しかったよ」
ようまり「じゃあ、そろそろ解散?」
鞠莉「そうね、名残惜しいけど」
善子「すたぁあああああっぷ!」
ようよし「善子ちゃん?」
善子「メインディッシュは存分にいただいたけど、別腹デザートがまだあるじゃないの」
27: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:04:20.95 ID:/OiKKWyY
ようまり「デザート?」
善子「曜さんたち2人による背徳の双子姉妹百合シチュエーションが!!」
鞠莉「!?」
ようまり「……うわぁ」
ようよし「えー、えー……?」
善子「さんざん2人を侍らせておいて、思いつかなかったとは言わせないわよマリー」
鞠莉「ええ、ええ。さすがにそれはやめておこうと思っていたのだけど」
鞠莉「欲望に従って口火を切るヨハネに賞賛を禁じ得ないわ」
ようまり「それなら賞賛するやめようよ」
鞠莉「だが断る」
善子「じゃあこれ台本だから読んで」
ようよし「えっと、ようまりちゃん?」
ようまり「わかった、わかったよもうっ」
善子鞠莉「「イエーイ!」ハイタッチ
善子「曜さんたち2人による背徳の双子姉妹百合シチュエーションが!!」
鞠莉「!?」
ようまり「……うわぁ」
ようよし「えー、えー……?」
善子「さんざん2人を侍らせておいて、思いつかなかったとは言わせないわよマリー」
鞠莉「ええ、ええ。さすがにそれはやめておこうと思っていたのだけど」
鞠莉「欲望に従って口火を切るヨハネに賞賛を禁じ得ないわ」
ようまり「それなら賞賛するやめようよ」
鞠莉「だが断る」
善子「じゃあこれ台本だから読んで」
ようよし「えっと、ようまりちゃん?」
ようまり「わかった、わかったよもうっ」
善子鞠莉「「イエーイ!」ハイタッチ
28: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:06:18.29 ID:/OiKKWyY
「おまたせ。どうしたの、こんなところに呼び出して」
部活動に勤しむ生徒たちの声が、遠くに響く放課後の屋上。
フェンスを掴み夕日に照らされた妹へ声をかける。
いつものように揃ってとった昼食後、2人きりの時間を作って欲しいと頼まれ二つ返事で了承したが、詳しい事情はわからない。
おそらくここ最近浮かない顔で過ごしていた原因を話してくれる覚悟ができたのだろうとは思うけど、いったいなんだろう。
「お姉ちゃん……私、私ねっ」
振り向いた妹の姿は逆光ではっきりと見えないが、なんとなく色恋沙汰の話をするクラスメート同じ気配を感じ得心がいった。
双子であり、容姿はよっぽど仲のいい友人でなければ間違うくらいそっくりな2人だが、活動的な自分とは対照的に引っ込み思案で幼い頃から背中に隠れていた妹の姿を思い出し、そっか遂に好きな人ができたのかと感慨深くなる。
神妙な雰囲気なのは、校内で自分と“オニアイ”と噂されているあの人が想い人なせいだろうか。
噂はあくまで噂であり、今好意を持っている相手はいないが、やたらめったにアプローチを受けるのに辟易していたので、お互い合意で牽制のために放っておいたのが仇となってしまったらしい。
大丈夫だよ安心してアタックしておいで。そう答えようと思っていたが、予想外の言葉が耳に届いて思わず間抜けな声が漏れた。
部活動に勤しむ生徒たちの声が、遠くに響く放課後の屋上。
フェンスを掴み夕日に照らされた妹へ声をかける。
いつものように揃ってとった昼食後、2人きりの時間を作って欲しいと頼まれ二つ返事で了承したが、詳しい事情はわからない。
おそらくここ最近浮かない顔で過ごしていた原因を話してくれる覚悟ができたのだろうとは思うけど、いったいなんだろう。
「お姉ちゃん……私、私ねっ」
振り向いた妹の姿は逆光ではっきりと見えないが、なんとなく色恋沙汰の話をするクラスメート同じ気配を感じ得心がいった。
双子であり、容姿はよっぽど仲のいい友人でなければ間違うくらいそっくりな2人だが、活動的な自分とは対照的に引っ込み思案で幼い頃から背中に隠れていた妹の姿を思い出し、そっか遂に好きな人ができたのかと感慨深くなる。
神妙な雰囲気なのは、校内で自分と“オニアイ”と噂されているあの人が想い人なせいだろうか。
噂はあくまで噂であり、今好意を持っている相手はいないが、やたらめったにアプローチを受けるのに辟易していたので、お互い合意で牽制のために放っておいたのが仇となってしまったらしい。
大丈夫だよ安心してアタックしておいで。そう答えようと思っていたが、予想外の言葉が耳に届いて思わず間抜けな声が漏れた。
29: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:07:10.33 ID:/OiKKWyY
「わたし、お姉ちゃんが好きなの!」
「……えっ?」
沈黙がその場を支配する。
なにを言われたのか理解できずぽかーんと立ち尽くす私に痺れを切らしてか、ずんずん近寄ってくる妹。
ガシッと両肩を掴まれた衝撃で我に返り、そこでようやく見慣れているけれど見慣れない表情が浮かんでいる顔を見た。
少女漫画のように頬を赤らめ、不安と期待が混じり合った視線を真っ直ぐに向けてくる。
目を閉じ、顔を寄せてくる最愛の妹。
極度の混乱に陥る思考と裏腹に、いやに冷静なもう1人の自分の声が頭に響く。
今まで告白を断り続けてきた理由ってなに?
親密な相手と距離が近づくたびになんで妹のことが頭によぎったのかな?
過保護と言われようが放って置けないと、何かにつけて側に立っていようとする行動の本音って実は……。
ようまり「(わたし、わたしって、ほんとう、は……)」
カァアアアアット!!
「……えっ?」
沈黙がその場を支配する。
なにを言われたのか理解できずぽかーんと立ち尽くす私に痺れを切らしてか、ずんずん近寄ってくる妹。
ガシッと両肩を掴まれた衝撃で我に返り、そこでようやく見慣れているけれど見慣れない表情が浮かんでいる顔を見た。
少女漫画のように頬を赤らめ、不安と期待が混じり合った視線を真っ直ぐに向けてくる。
目を閉じ、顔を寄せてくる最愛の妹。
極度の混乱に陥る思考と裏腹に、いやに冷静なもう1人の自分の声が頭に響く。
今まで告白を断り続けてきた理由ってなに?
親密な相手と距離が近づくたびになんで妹のことが頭によぎったのかな?
過保護と言われようが放って置けないと、何かにつけて側に立っていようとする行動の本音って実は……。
ようまり「(わたし、わたしって、ほんとう、は……)」
カァアアアアット!!
30: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:08:18.63 ID:/OiKKWyY
善子「」にへら
鞠莉「」にへら
ようまり「なんて顔で気絶してるのさ……」
ようよし「色々な意味で耐えられないかもしれないって。止めるタイミングは設定しておいたみたいだね」アハハ
鞠莉「さあさあ次行きましょうか!今度はマリープロデュースよ~」
善子「あ、これ某漫画の双子殺人鬼オマージュじゃない。……アリね!」
鞠莉「でしょー」
ようまり「まだ、続くんだね」
ようよし「呆れつつも止めないあたり、結構楽しんでるよね?」
ようまり「止めてフラストレーション溜められても、あとで困るじゃん」
ようよし「(そう言いつつ鞠莉ちゃんを見る視線が優しげなの、すごく可愛いと思うよ。我ながら)」パシャ
鞠莉「」にへら
ようまり「なんて顔で気絶してるのさ……」
ようよし「色々な意味で耐えられないかもしれないって。止めるタイミングは設定しておいたみたいだね」アハハ
鞠莉「さあさあ次行きましょうか!今度はマリープロデュースよ~」
善子「あ、これ某漫画の双子殺人鬼オマージュじゃない。……アリね!」
鞠莉「でしょー」
ようまり「まだ、続くんだね」
ようよし「呆れつつも止めないあたり、結構楽しんでるよね?」
ようまり「止めてフラストレーション溜められても、あとで困るじゃん」
ようよし「(そう言いつつ鞠莉ちゃんを見る視線が優しげなの、すごく可愛いと思うよ。我ながら)」パシャ
31: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:09:35.13 ID:/OiKKWyY
---
ようまり「はあ、なんか疲れた。主に最後にアレのせいで」
鞠莉「やーんジト目の曜久しぶり!さいっこうにシャイニー!!」
ようよし「テンション振り切っちゃってるね鞠莉ちゃん。善子ちゃんもだけど」
善子「ここが現世におけるShangri-la、ふふ。ふふふふふ」
ようまり「今度こそ、解散でいいよね?」ジトー
鞠莉「すぅーはぁ……ええ。ヨハネもようよしも今日はありがとう」
善子「こちらこそ、よ。2人と話ができて楽しかったわ」
ようよし「えへへ、色んな意味で貴重な体験だったね」
鞠莉「名残惜しいけど2人を元の世界に送り返すわ。またね、ヨハネ♪」
善子「ええまた、マリー!」
ようよし「またねー」
ようまり「……ん?またね??」
ようまり「はあ、なんか疲れた。主に最後にアレのせいで」
鞠莉「やーんジト目の曜久しぶり!さいっこうにシャイニー!!」
ようよし「テンション振り切っちゃってるね鞠莉ちゃん。善子ちゃんもだけど」
善子「ここが現世におけるShangri-la、ふふ。ふふふふふ」
ようまり「今度こそ、解散でいいよね?」ジトー
鞠莉「すぅーはぁ……ええ。ヨハネもようよしも今日はありがとう」
善子「こちらこそ、よ。2人と話ができて楽しかったわ」
ようよし「えへへ、色んな意味で貴重な体験だったね」
鞠莉「名残惜しいけど2人を元の世界に送り返すわ。またね、ヨハネ♪」
善子「ええまた、マリー!」
ようよし「またねー」
ようまり「……ん?またね??」
32: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:11:33.78 ID:/OiKKWyY
---
後日
梨子「ちょっと!こんなステキな会に最初っから呼んでくれないなんて遺憾の意なんだけど!!」
善子「まあまあ落ち着きなさいよリリー」
鞠莉「本当に上手くいくかわからなかったし、実験も兼ねてだったから、ね」
善子「それで、どうなのよ2人の関係は」
梨子「はぁ……受けか攻めって、曜ちゃんは受けでしょ」
善子「そもそもリリーが『受け顏だし受け願望あるけど、それ以上に攻めたい欲があるタイプ』だものね」
梨子「人の性癖的確に当てないでよ!」
梨子「コホン、曜ちゃん人前で弱いところを殊更に見せようとしないから押し倒したときの不安と期待に揺れる目が支配欲唆ってめっちゃ興奮するし理性の殻破れたあとの甘えっぷりが最高に可愛いあとあと」
鞠莉「わかる」
善子「わかる」
後日
梨子「ちょっと!こんなステキな会に最初っから呼んでくれないなんて遺憾の意なんだけど!!」
善子「まあまあ落ち着きなさいよリリー」
鞠莉「本当に上手くいくかわからなかったし、実験も兼ねてだったから、ね」
善子「それで、どうなのよ2人の関係は」
梨子「はぁ……受けか攻めって、曜ちゃんは受けでしょ」
善子「そもそもリリーが『受け顏だし受け願望あるけど、それ以上に攻めたい欲があるタイプ』だものね」
梨子「人の性癖的確に当てないでよ!」
梨子「コホン、曜ちゃん人前で弱いところを殊更に見せようとしないから押し倒したときの不安と期待に揺れる目が支配欲唆ってめっちゃ興奮するし理性の殻破れたあとの甘えっぷりが最高に可愛いあとあと」
鞠莉「わかる」
善子「わかる」
33: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:13:44.12 ID:/OiKKWyY
ようりこ「なに、この状況……?」
ようよし「あ、あはは」
ようまり「なんというか、3人がスッキリするまで放っておくのがいいと思う」
鞠莉「曜!」
善子「曜さん!」
梨子「曜ちゃん!」
ようまり「向こうがこっち放っておいてくれるかは、また別だけどね」
ようよし「あ、あはは」
ようまり「なんというか、3人がスッキリするまで放っておくのがいいと思う」
鞠莉「曜!」
善子「曜さん!」
梨子「曜ちゃん!」
ようまり「向こうがこっち放っておいてくれるかは、また別だけどね」
34: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:14:36.56 ID:/OiKKWyY
おわり
受け可愛い曜ちゃん増えて
受け可愛い曜ちゃん増えて
37: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 21:20:22.23 ID:IvaP2Wh5
可愛かった!
38: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 21:48:19.37 ID:g5mSq+L5
よかった
39: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 23:07:46.84 ID:e/b6qg7U
ギルキスと渡辺曜の親和性よ
36: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2019/05/02(木) 19:35:05.72 ID:hjZiBSvI
発想がすごい
引用元: ・http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1556789443
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