希(26)「ではこれより、リリホワ定例会義を始めまーす！」

凛「いぇーい！」

海未「こら2人とも、もう少し静かにしなさい、もういい歳なんですから」

希「もう、海未ちゃんは相変わらず固いなあ」

凛「そうだよ？久しぶりに集まったんだから、もっとテンション上げてこう？」

海未「…まったく、あなたたちも変わってませんね」ﾌﾌｯ

希「じゃあグラスを持って…カンパーイ！」

凛「カンパーイ！」

海未「乾杯」

希「ｺﾞｸｺﾞｸ…ぷはー！やっぱりビールは最高やね！」

凛「ｺﾞｸｺﾞｸ…うぅー、やっぱり凛はまだお酒を美味しいとは思えないよー」

海未「凛、そんなに無理して飲まなくてもいいんですよ？」

凛「ううん、飲む！だって、せっかく3人で集まってるんだから！」ｺﾞｸｺﾞｸ

海未「そうですか…？では、ゆっくり自分のペースで飲んでくださいね」

凛「うん！えへへ、やっぱり海未ちゃんは海未ちゃんだなー」

希「そうやねー、なんていうか、お母さんみたいなところがね」

海未「なんですか、それ」

希「褒めてるんよ」

凛「そうだよ、海未ちゃんは凛たちのお母さんだから！」

海未「なんというか、なんとも言えない感じですね…」

希「あははっ。それで2人とも、最近どう？」

海未「まあ、ぼちぼちですよ」

凛「凛も毎日楽しいよ！」

希「そっかそっか、それは良かった」

海未「そういう希はどうなんですか？」

希「んー？ウチもぼちぼちって感じかな」

海未「そうですか」

凛「前集まったのがたしか去年の新年会で9人で飲んだときだから…1年ぶりってことだね」

希「そうやね。いやー、あれからもう1年経つって考えると、結構早いものやね」

海未「そうですね…大人になってからは、時間が経つのが早くなった気がします」

凛「そうだね、あっという間だよ」

希「そっか…もうウチら、大人になったんやね」

海未「そうですよ、私たちはもう立派な社会人です」

希「お、珍しいね、海未ちゃんが自分で『立派な』なんて言うの。ちょっと酔った？」

海未「…そうかもしれませんね」

凛「でも、大人かあ…あの頃は自分が大人になるなんて、考えもしなかったのにね」

希「そうやなあ…ずっとあの日々が続くと思ってたよ」

海未「本当に、懐かしいですね」

凛「海未ちゃんも希ちゃんも、他のメンバーとは連絡とったりしてるの？」

希「ウチは、エリちとにこっちとはよく会ったりしてるよ」

海未「私も穂乃果とはよく会いますね。ことりは海外にいるのであまり会えませんが、連絡はとるようにしています」

凛「そうなんだ！凛もかよちんと真姫ちゃんとはよく集まるんだー」

希「こうやって大人になっても会ったりできるのって、なんかいいよね」

凛「うん、やっぱりμ'sが一番だよ」

海未「その通りですね」

希「ところで2人とも、恋愛の方はどうなの？」ﾆﾔﾆﾔ

凛「うーん、凛は今のところ何もないかなあ」

海未「私も同じです」

希「そっかそっか」

海未「希はどうなんですか？」

希「ウチもさっぱり」

凛「とかなんとか言って、ホントは彼氏とかできてたり？」

希「そうだったらいいんやけどな…」ﾄｵｲﾒ

海未「ですね…」

凛「なんかごめん…」

希「もう、そんなこと言ったって仕方ない！ビールおかわりくださーい！」

凛「あ、凛もおかわりお願いしまーす！」

海未「2人とも、ペース早くないですか？」

希「やっぱり居酒屋に来たからには飲まなきゃやん？」

凛「飲まなきゃやん？」

海未「まったく…潰れたりしないでくださいよ？」

希「あはは、凛ちゃんはともかく、ウチは大丈夫だよ」

凛「にゃっ！？もう、凛も大丈夫だよ！」

海未「そうだといいですけど」

凛「あ、そういえば、こんど真姫ちゃんがお見合いするらしいよ」

希「え！ホント！？」

凛「うん、なんかお医者さんの息子らしくて」

海未「まあ、真姫ならそういう話もあるでしょう」

希「なに呑気なこと言ってるの、海未ちゃん！これは一大事やん！？」

海未「なにをそんなに興奮してるんですか…」

希「だってお見合いってことは、そのまま結婚まで行っちゃうかもしれないんだよ？」

凛「真姫ちゃんがμ'sで最初に結婚しちゃうのかなー」

海未「そうなるかもしれませんね」

希「2人とももっと慌てようよ！先を越されて悔しくないの！？」

凛「それは、寂しいといえば寂しいけど、でも真姫ちゃんが幸せになるなら嬉しいことだし」

海未「そうですね、真姫には幸せになってもらいたいです」

希「そんな…これじゃウチが1人だけ小さい人みたいやん…」

凛「胸はそんなに大きいのにね」

海未「まったくです」

希「そこは関係ないでしょ！？…はあ、もしかしてウチが一番子供っぽい？」

凛「胸はそんなに大人なのにね」

海未「その通りです」

希「え？ウチの胸に何か恨みでもあるの？」

うみりん「「当たり前だよ(です)」」

希「えぇ…とまあ冗談はこの辺にして、やっぱり真姫ちゃんには幸せになってもらいたいのはウチも一緒だから、相手がいい人であることを願っとくよ」

海未「はい、私も」

凛「凛も！」

希「よーし、夜はこれからだし、飲むぞー！」

凛「おー！」

海未「はぁ…おー」

～～～

海未「そぇでぇ～？のじょみはあのころ絵里やにことゎなぁにもなかったんれすかぁ～？」

希「だからなにもないよ…っていうか、海未ちゃん飲み過ぎ…」

海未「そんなことないれす！まだまだいけますよぉ～」

凛「どうしよう希ちゃん…海未ちゃん、そういえば酒癖がとっても悪いんだった…」

希「うーん、どうしようかなあ」

海未「だから私はまだまだぁ～…zzz…」

凛「あ、寝だした」

希「よし、とりあえずこのまま寝かせておこうか」

凛「そうだね」

海未「うーん…希…凛…zzz」

希「まったく、寝顔は無防備で子供っぽくて可愛いんやけどなあ」

凛「その分、いつもは真面目だからね…海未ちゃんもきっと疲れが溜まってるんだよ」

希「そうやね…やっぱり、あの頃もそうだったのかな」

凛「？」

希「μ'sで活動してた頃…海未ちゃん、あの中でいつも1人だけちゃんとしてて、規律を正していてくれてたから…結構ストレスとかも溜まってたのかなって」

凛「ああ…そうだったのかな。だったら、いつもふざけてたのがちょっと申し訳ないかも」

海未「…それは、違いますよぉ…」

希「あ、海未ちゃん、起きてたの？」

海未「私はストレスなんて全然…感じてなかったれすぅ…毎日が楽しくて…みんなといるのが楽しくて…zzz」

希「海未ちゃん…」

凛「そんなこと…そんなこと言われたら、凛…」ｳﾙｳﾙ

海未「みんな…大好きれす…zzz」

希「ホンマにええ子やなあ、海未ちゃんは…」

凛「うん…海未ちゃんはいつまでも、凛の憧れの先輩だよ」

希「あれ、ウチは？」

凛「希ちゃんも…そうだよ？」

希「ちょっとちょっと、今の間はなに？」

凛「まあまあ、小さいことは気にしない！」

希「まったくもう、凛ちゃんは…」

凛「えへへ」

希「さて…じゃあそろそろ帰ろっか」

凛「うん、そうだね」

希「ほら海未ちゃん、帰るよー？」

海未「zzz…」

希「仕方ない、おんぶして送っていこうか」

凛「そうするしかないね」

希「よい…しょっと！」

海未「うぅん…ふふっ、なんだか気持ちいいですぅ…」

希「こっちは重いんやからね？」

海未「また…」

希「？」

海未「また…みんなで集まりましょうね…」

希「！…うん！」

凛「もちろんにゃ！」

希(きっと、またいつかね♪)


～終わり～

乙！面白かった
やっぱリリホワの絆最高！

乙でした 凛はμ'sと会う時だけ猫語が戻るとかだったらかわいい

やっぱリリホワって最高だわ…

みんなサンクス
絵もすごい可愛くて好き

リリホワってコードブルー感あるわ

酒癖悪い海未ちゃん好き