【ラブライブ!】曜「夏の誘い」

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1: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:06:20.23 ID:OPeLjE80

ようまり。



2: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:07:14.32 ID:OPeLjE80

練習後、帰り道

鞠莉「お神輿を、曜が?」

曜「うん!週末のお祭りで担ぐことになってね」

鞠莉「へえ、凄いじゃない」

曜「規模は小さいんだけど、地元だから結構盛り上がるんだ。みんなで足袋を履いて、法被を着てさ!」

鞠莉「ふふっ。曜が着ると似合いそうね」

曜「えへへっ。それでね、よければ鞠莉ちゃんも一緒にやってみない?」

鞠莉「私も?」


3: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:07:50.07 ID:OPeLjE80

曜「うん!ちょうど担ぎ手を募集してて。鞠莉ちゃんお祭りとか好きそうだし、どうかなって!」

鞠莉「そうねぇ…」

曜「あれ、気乗りしない?」

鞠莉「そういうわけじゃないわ。お祭りは好きだし、楽しそうだし」

曜「なら、どうして?」

鞠莉「お神輿を担ぐんでしょ」

曜「うん」

鞠莉「お神輿って、これまで見ることはあっても、担いだことは無かったから」

曜「心配ってこと?」

鞠莉「少し、ね」


4: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:08:49.49 ID:OPeLjE80

曜「そこは大丈夫!初めて担ぐって人も結構多いし、私が鞠莉ちゃんをしっかりサポートするから!」

鞠莉「うーん…」

曜「何事もチャレンジだよ!見るお祭りも楽しいけど、参加するお祭りはもっと楽しいよ!」

鞠莉「今日の曜は、随分と積極的ね?」

曜「一緒の思い出を作りたいんだよ。法被姿の鞠莉ちゃん、絶対可愛いしね!」

鞠莉「色々言ってたけど、それが本当の狙いなんでしょ?」

曜「あ、わかっちゃった?」

鞠莉「バッチリお見通しデース」クスクス

曜「あははっ!」


5: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:09:39.22 ID:OPeLjE80

鞠莉「ふふっ、わかったわ」

曜「!」

鞠莉「せっかくのお誘いだし、貴重な機会だし。頑張ってやらせてもらおうかな」

曜「本当に?やったぁ!」

鞠莉「その代わり、色々教えてね」

曜「もちろんだよ!よかったぁ、楽しみだね!」

鞠莉(無邪気に喜んじゃって)クス

曜「あっ、バス来てる!ごめん、夜また電話するね!」

鞠莉「ええ、また後でね」

曜「じゃあねー!」ダッ

鞠莉「ふふっ…お祭り、かぁ」


6: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:11:54.24 ID:OPeLjE80

……………………………………

翌日、理事長室

鞠莉(昨日はああ言ったけど…お神輿、私に務まるのかしら)カタカタ

鞠莉(経験も無いし、力だって強いわけじゃない。そもそも、肩で何かを担いだこと自体ほとんど無い)ショーニン

鞠莉(せっかくのデート。カッコ悪いところは見せたくないし…ん?)

職員室行きの重い書類「…」ズッシリ

鞠莉「…ふむ」


7: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:12:35.76 ID:OPeLjE80

……………………………………

廊下

果南「でね、その時…あれ?」

ダイヤ「どうかしましたか…あら?」

鞠莉「よいしょ、っと」フラフラ

果南「重そうな書類を肩に乗せて歩いてる。なに、あれ」

ダイヤ「私に聞かれましても…体幹やバランスを鍛えてるんでしょうか」

鞠莉(むぅ、肩乗せって安定しないのね)ヨロヨロ

果南「にしては、足取りがおぼつかないような」

ダイヤ「手伝った方がいいんでしょうか」

鞠莉(本番で足を引っ張らないように、少しでも練習しておかなくっちゃ!)


8: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:15:13.74 ID:OPeLjE80

……………………………………

週末、渡辺家

鞠莉「いよいよね…よしっ」ピンポーン

『…はーい!』

鞠莉「チャオ!」

『チャオ!今行くね!』

ダダダ…ガチャ

曜「鞠莉ちゃん、いらっしゃい!」

鞠莉「ハァイ!って、もう着替えてたの?」

曜「お祭りだーって思ったら、居ても立っても居られなくて!」

鞠莉「ふふ、今日も元気いっぱいね」

曜「へへ、どうかな?」くるっ

鞠莉(…かわいい)


9: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:15:47.57 ID:OPeLjE80

曜「鞠莉ちゃーん、感想が聞きたいなー?」フリフリ

鞠莉「あ…コホン。よく似合ってる。とってもチャーミングよ」

曜「そう?えへへっ!」

鞠莉「今日は色々とよろしくね」

曜「うん!さあ、上がって上がって!」

鞠莉「はいはい、お邪魔しまーす」


10: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:16:49.19 ID:OPeLjE80

……………………………………

曜の部屋

曜「それじゃあ早速、鞠莉ちゃんをお祭りスタイルにしていくね!」

鞠莉「曜の腕、信用してるわ。それで、どうすればいいの?」

曜「まずは法被の着付けからやっていくよ。髪型とかはその後で!」

鞠莉「ん、わかったわ」

曜「はい、これが鞠莉ちゃんの法被だよ!借り物だけど、サイズに関しては大丈夫だと思う」

鞠莉「わあっ!こういうの初めてだからワクワクしちゃう!」


11: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:17:17.18 ID:OPeLjE80

曜「まずはね、この股引から履いていくんだ」

鞠莉「この、白いハーフパンツみたいなものね」

曜「うん。履き終わったら教えてね」

鞠莉「はーい」

曜「あれ、団扇とかどこ置いたかなー」

鞠莉「よっ、と…思ったよりタイトなのね」

曜「ぶかぶかしてるとカッコ悪いし、事故のもとだからね」

鞠莉「なるほどね…はい、終わったわ」

曜「どれどれ。おっ、サイズはばっちりだね。少し整えるよ」ギュッ

鞠莉「んっ」

曜「よし、これでオーケー!」

鞠莉「うん、ジャストフィットね!」


12: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:18:22.14 ID:OPeLjE80

曜「それでね、次はいよいよ上を着付けていくんだけど、その…」ソワソワ

鞠莉「どうしたの、急にソワソワしだして」

曜「えっとね、少し言いにくいんだけど…」

鞠莉「うん」

曜「服を脱いで、ブラも、外してもらえるかな…?」

鞠莉「なんだぁ、そんなことくらい…えっ?」

曜「あの、ほら…法被の下には、サラシを巻くものだから…」

鞠莉「あ、ああ…そうなんだ」

曜「う、うん」ソワソワ

鞠莉「…っ」モジモジ


13: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:18:48.58 ID:OPeLjE80

曜「…」ソワソワ

鞠莉「…あの」

曜「は、はいっ!?」

鞠莉「脱ぐから、反対側を向いてもらえると嬉しいんだけど…」

曜「あ、ああっ!ごめんねっ!」クルッ

鞠莉「もう…」クスッ

パサッ プチッ

鞠莉「…はい、準備できたよ」

曜「う、うんっ」


14: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:19:37.57 ID:OPeLjE80

曜「それじゃあ、これから巻いていきますので…よろしくお願いします」

鞠莉「そんなに緊張しなくたって。いつも見てるでしょ?」クスクス

曜「あはは、改まるとね…じゃ、お腹から巻いていくから、サラシを脇腹に当ててみて」

鞠莉「この辺りでいい?」

曜「うん、大丈夫。これを下から上に巻き上げていくんだけど、鞠莉ちゃん、その場でくるくるって回ってもらえるかな」

鞠莉「Oh!あーれー、ってやつ?」

曜「まあ、その逆パターンって思ってくれればいいかな」

鞠莉「ということは…外す時はお楽しみね?」クスッ

曜「もう、そんなことばっかり言って…」


15: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:20:21.33 ID:OPeLjE80

鞠莉「はいはい、ちゃんとやるって」クルクル

曜「そうそう、いい感じ。あ、引っ張るから一旦待って」

鞠莉「はーい」

曜「よっ」グイ

鞠莉「んっ」

曜「よし、いいよー」

鞠莉「あーれー」クルクル

曜「ふざけないの」


16: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:20:53.30 ID:OPeLjE80

鞠莉「ふふっ♪お代官様、お主も悪よのぉう」

曜「混ざってるよ、それ」

鞠莉「そうなの?正解を教えて。後で曜に試すから」

曜「なら黙ってることにする。あ、ストップ」

鞠莉「ケチー」

曜「ケチとか言わない。はい、いいよー」

鞠莉「…」フム



鞠莉(せっかくだから、少しからかってみようかな?)


17: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:22:04.11 ID:OPeLjE80

曜『それじゃ、いよいよ胸を巻いていくから…』

鞠莉『優しく、お願いね?』

曜『うん、行くよ…』

ギュ

鞠莉『Oh!』

曜『あっ!ご、ごめん!キツかった?』

鞠莉『ううん。ただ、曜の手つきが柔らかかったなって』

曜『うええっ!?』

鞠莉『ふふっ。もしかして、お祭りに誘ってくれたのはこのためだった、とか?』

曜『そ、そんなわけ!ほ、ほら途中だよ、ちゃんと巻かなきゃ』

鞠莉『はーい…んあっ!』

曜『ま、鞠莉ちゃんっ!』カァァ



鞠莉(うふふっ♪なーんて具合に、オーバーリアクションでドキドキさせちゃったり?)


18: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:22:52.56 ID:OPeLjE80

曜「それじゃ、胸を巻いていくよー」

鞠莉「はーい♪」

ギュギュッ!

鞠莉「んっ!?」

曜「大丈夫、キツくない?」

鞠莉「え、ええ。問題ないわ」

鞠莉(思ったよりも強くて、リアクションが取れなかった…)

曜「なら、もう少し締めていくね」

鞠莉「えっ!まだ締めるの?」

曜「そりゃもちろん。緩んで外れたら、大変なことになっちゃうからね」グイー

鞠莉「んんっ!?」


19: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:23:20.26 ID:OPeLjE80

曜「こーら。変な声ださないの」

鞠莉「い、今のはわざとじゃ、んあっ!」

曜「具合はどうですかー?」グッ

鞠莉「す、少しキツいかも…」

曜「ふむ。巻きすぎも良くないし、加減が難しいんだよねぇ…これならどう?」

鞠莉「ん、大丈夫…」

曜「よし!じゃあ固定するね」グイ

鞠莉「…むー」

曜「ん、どうかしたの?」

鞠莉「べっつにー」プィ

曜「そう?…よし、出来た!鏡で確認してみて」

鞠莉「ふーんだ…わ、すごく綺麗に巻けてる!」

曜「これなら途中ではだける心配もないし、苦しくて動きづらいってこともないはずだよ」


20: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:23:46.21 ID:OPeLjE80

曜「あとは法被を着てもらって、帯を締めたら…よし、完成!」

鞠莉「わあ…素敵!」

曜「法被って、ビシッとするから気分が引き締まるよね!」

鞠莉「何より、曜とお揃いなのが嬉しいわ」

曜「えへへっ。続いて髪型の方、セットしていきまーす」

鞠莉「はーい」

曜「動くことを考えて、アップにしちゃうね」

鞠莉「お任せするわ」


21: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:24:40.92 ID:OPeLjE80

曜「んー。高さはこの辺りでいいかな」スッ

鞠莉「スクールアイドルの衣装から、法被の着付け、それにヘアセットまで。流石Aqoursのスタイリストさんね」

曜「あはは、恐れ入ります」

鞠莉「ん?そういえば、曜はどうやって自分のを着付けたの?」

曜「ママに手伝ってもらったんだ。一人じゃできない作業だからねー」

鞠莉「なるほどねぇ」

曜「――よしっ!最後にねじりハチマキを巻いてもらえば…」ギュ


22: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:27:31.57 ID:OPeLjE80

曜「これで完成!お祭り鞠莉ちゃんの出来上がり!」

鞠莉「ありがとう!ふふ、これで準備万端ね!」くるっ

曜「わぁ…」

鞠莉「ん?」

曜「あ、法被姿が似合ってて、すごく可愛いなって思って!」

鞠莉「あら、お上手ね」

曜「いやいや。前から思ってたけど、鞠莉ちゃんって着こなせない服は無いんじゃないかな?」

鞠莉「どうやら今日は絶好調みたいですねぇ。お祭りだから?」クスクス

曜「素直な感想なんだけどねー」


23: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:28:06.85 ID:OPeLjE80

……………………………………

鞠莉「足袋って初めてだけど、地面の感触が足に伝わって面白いわね」

曜「石とか踏むと痛いんだ。気をつけてね」

鞠莉「ふふっ」ニコニコ

曜「どうかした?」

鞠莉「こういうの、なんだか嬉しくって」

曜「わかるよ。お祭りってワクワクするもんね!」

鞠莉(んー、そういうのとは少し違うんだけどなぁ)


24: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:28:40.59 ID:OPeLjE80

ドン、ドンドンドン…

鞠莉「あ、太鼓の音?」

曜「時間の合図だね。広場はこの先だよ!」ギュ

鞠莉「!」

鞠莉(手、握ってくれた…)

曜「今日はめいっぱい盛り上げちゃおうね!」



鞠莉(道行く人も増えて来た。みんな法被姿で、キラキラしてて嬉しそうで)

鞠莉(私たちも、そう見えてるのかな?)


25: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:29:49.43 ID:OPeLjE80

……………………………………

広場

ワイワイ ガヤガヤ

鞠莉「わあ…笛や太鼓のリズムに合わせて、会場が一つになってる!」

曜「この熱さ、このワクワク感!お祭りって感じがするよー!」

鞠莉「そして、正面のあれがお神輿ね」

曜「見た感じはどう?」

鞠莉「んー。大きくてパワフルな印象だったけど…むしろディテールが繊細なのね」

曜「キラキラしてて綺麗だよね!」

鞠莉「持ち上げるとなると、また見方が変わっちゃいそうだけどね」


26: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:30:38.37 ID:OPeLjE80

曜「ああ、そうだった。お神輿を担ぐにあたって、一つだけお願いがあるんだけど」

鞠莉「うん」

曜「絶対に頑張りすぎないこと」

鞠莉「あら、そんなこと?」

曜「大事なことだよ。暑いなかでのハードワークだし、鞠莉ちゃんの場合は背が高いからさ」

鞠莉「と、言うと?」

曜「身長が高い人だと、担いだ時に重さがかかるんだよ。かと言ってかがむと、今度は足や腰に負担が行っちゃうから」

鞠莉「なるほどね」

曜「担ぎ手さんも沢山いるし、辛くなったら途中で抜けても大丈夫だからね」

鞠莉「わかったわ。セーフティ・ファーストで無理はしない。約束よ」

曜「うん!さ、スタンバイだね!」


27: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:32:34.88 ID:OPeLjE80

「担ぎ手の人はお神輿の準備の方お願いしまーす!」ワイワイ ガヤガヤ

曜「鞠莉ちゃん、前の方が空いてるよ!」

鞠莉「いきなり前で大丈夫なの?」

曜「一番前は慣れた人がやるから、その後ろに居れば大丈夫!先頭はお神輿の醍醐味だよ!」

鞠莉「なるほど、お祭りの特等席ってわけね」

曜「鞠莉ちゃんはこっちで、私は隣の担ぎ棒。これなら二人並んで担げるよ!」グッ

鞠莉(これもまた特等席、ね)グッ

「ここ、誰か入って!」「準備はいいー!?」


28: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:35:29.99 ID:OPeLjE80

曜「人も行き渡ったし、そろそろスタートだよ」

鞠莉「この緊張感。ライブ前に似てるわね」

曜「高飛び込みの直前にもね。へへ、頑張ろうね!」

鞠莉「ええ!」

「行くぞーっ!!」

ようまり「おおー!」

カン、カンカンッ!

曜「上げるよ!せーのっ!」ググ

鞠莉「せっ!」ググ

「おおーっ!」パチパチパチ

鞠莉「あがっ、たぁ!」ググ

曜「よし、移動開始だよ!」


29: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:38:11.05 ID:OPeLjE80

ドンドンドン、ピーヒャララ…

「わっしょい、わっしょい!」

鞠莉(凄い…お神輿を中心にして、この場にいるみんなが一つになってる)

鞠莉(これがお祭り…みんなで力を合わせると、こんなこともできちゃうのね!)

曜「鞠莉ちゃん!調子はどう?」

鞠莉「見ての通りよ!笛も太鼓も掛け声も、最高にバーニング!」

曜「あはは、元気一杯だね!」

鞠莉「この熱さと一体感!シャイニーっ!」

曜「ヨーソロー!」

鞠莉「頑張って、二人でゴールしましょうね!」

曜「うんっ!」

「わっしょい、わっしょい!」


30: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:40:18.27 ID:OPeLjE80

……………………………………

ドン、ドンドンドン、ピーヒャララ…

「わっしょい、わっしょい!」

鞠莉「はぁ、はぁっ」

曜「鞠莉ちゃん、大丈夫?」

鞠莉「はぁっ、ええ、まだまだ平気よ」

曜「どうもね、例年よりも進むペースが早いみたいなんだ」

曜「つまり、休憩ポイントに早く着いて、その分休みを多く取るって作戦なわけだけど」

鞠莉「道中はノンストップでハード、というわけね」

曜「そうなるね。無理はダメだよ」

鞠莉「わかってるわ、大丈夫っ!」

鞠莉(お神輿って…楽しいけど、なかなか大変ね…)


32: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:45:40.36 ID:OPeLjE80

「わっしょい、わっしょい!」「ほら右側、下がってるよ!」

鞠莉(さっきより重く感じるのは、疲れのせいだけじゃない…抜ける人が多増えたけど、代わりの人が入ってこない)

鞠莉(みんな、疲れてきてるんだ…)

「おい、落ちるよ!」「誰かこっちに回れる!?」

鞠莉(今は右側が手薄なのね。お神輿もそちら側に傾いてるみたいだし…)

曜「鞠莉ちゃん。右の方、ちょっと手を貸しに行きたいんだけど…」

鞠莉「そうね…前の方は人も多いし、きっとなんとかなるわ。助けに行ってあげて」

曜「ごめんね、立て直したらすぐ戻るから!」

鞠莉「無理はダメよ?」

曜「鞠莉ちゃんもね!ここ抜けまーす!」バッ

鞠莉「任せてっ!」グッ


33: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:47:13.26 ID:OPeLjE80

鞠莉(曜の前では、強がってみたけど…)

鞠莉(棒が肩に食い込むし、肩をかばうと腰が痛い…体力的には限界…カッコつけちゃったかしら…)

「はぁ、はぁっ…」

鞠莉(前の人もかなり辛そう…でも、引き受けたからには…!)

「頑張って!あと少し!」「わっしょい、わっしょい!」

鞠莉(もうちょっとでゴール…頑張る!)ハァハァ



「よっしゃあ、揉むよー!」「おーっ!」

ユッサ ユッサ カラーン カラーン

鞠莉(っ!?こんなタイミングで揺らすなんて…!)ググ


34: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:50:40.24 ID:OPeLjE80

「はぁ、うあっ…も、もうダメっ!」バッ

鞠莉「あっ…ぐっ!?」ズシッ

鞠莉(前の人が抜けて、一気に重さが…!)ミシミシ

「そりゃ、そりゃ!」「そりゃ、そりゃあ!」

鞠莉(これじゃ支えきれない…でも、私が抜けたらお神輿が…!)グググ

「まだまだー!」「それーっ!」

鞠莉「ぐっ、ううっ!」ググ…

鞠莉(揺れが激しくて…もう…もたない…!)

鞠莉(曜、ごめん…)フラ



曜「鞠莉ちゃんっ!!」


36: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:52:36.12 ID:OPeLjE80

ぐいっ!

鞠莉「あっ…」

曜「うわっ、重っ!」ググッ

鞠莉「よ、曜…!」

曜「へへ、頑張ったね。交代っ!交代お願いしまーす!」

「私、入る!」「代わるよ!」ぐっ

曜「お願いします!鞠莉ちゃん、少し休もう?」ギュ

鞠莉「…うん」ギュ


37: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 06:57:24.18 ID:OPeLjE80

鞠莉「はぁ、はぁっ…」

曜「遅くなってごめんね…大丈夫?」

鞠莉「なんともないわ、このくらい…」

曜「そうは見えないよ…ごめんね、頑張らせちゃって」

鞠莉「曜が謝ることじゃないわ、心配ない」

曜「私、これ以上無理して欲しくないよ…よく頑張ったし、ここで終わりに…」

鞠莉「ノー。それは一番イヤよ」

曜「だけど、もしケガでもしちゃったら…」

鞠莉「そうならないように、曜が助けてくれたでしょ?」


38: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:04:37.72 ID:OPeLjE80

鞠莉「さっきの曜、カッコよかった。曜が居てくれるから、私でもここまで来れた」

鞠莉「ゴールまではあと少し。二人でその時を迎えたいの」

曜「けど…」

鞠莉「…一緒がいい。曜と一緒に思い出を作りたいの」

曜「!」

鞠莉「だから、お願い」

曜「…わかった。今日は二人でやり遂げよう!」

鞠莉「…ありがとう」

曜「ふふっ、じゃあラストスパートにいくよ!全速前進!」

鞠莉「ヨーソロー!」

「わっしょい、わっしょい…」


39: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:05:24.55 ID:OPeLjE80

……………………………………

夕方、曜の部屋

曜「うっかりお風呂の予約を忘れちゃうなんて…疲れてるのにごめんね?」

鞠莉「いいのよ。おかげでやっと一息つけるし。ふぅ…」

曜「お祭り、盛り上がったね!どうだった、初めてのお神輿は」

鞠莉「そうねぇ。思った以上にハードだけど、思った以上に楽しかった、かな?」

曜「本当?」

鞠莉「ええ。今でもお神輿とお囃子のリズムが体に残ってるくらいよ」

曜「よかった!無理して付き合わせちゃったんじゃないかなって、心配だったんだ。途中、辛そうだったし…」

鞠莉「それは私が不慣れなせいだもの。一緒にお神輿を担いで、一緒にゴールして…本当に嬉しかった」

鞠莉「素敵な曜も見れたし、ね」

曜「えへへ、鞠莉ちゃんもカッコよかったよ!」


40: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:06:15.93 ID:OPeLjE80

鞠莉「そういえば、ごめんね。団扇も手ぬぐいも、いつのまにか無くしちゃってて…」

曜「担いでるときは夢中だもん、気にしないで。あ、代わりに扇いであげるね!」パタパタ

鞠莉「んー、いい風…」

曜「やっと涼しくなってきたって感じだねー。最近暑すぎでしょ、本当に」パタパタ

鞠莉「…!」ドキッ

鞠莉(曜の胸元、すこしはだけてる…)

曜「ふぅ…」フキフキ

鞠莉(汗を拭う仕草も…火照った顔と、法被姿、日焼けの跡…)

鞠莉(いつもと違って…なんか、すごく…)ドキドキ

曜「あ。そろそろお風呂が沸く頃だから、一緒に――」スッ

グイ

曜「――えっ?」


41: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:06:49.66 ID:OPeLjE80

鞠莉「はぁ、はぁ…よう…」

曜「え、えっと、鞠莉ちゃ――んあっ!?」ビクッ

鞠莉「ん、ん…」チュ

曜「首に…!ど、どうしたのいきなり…んんっ!」

鞠莉「んっ。だって、曜、可愛くて、カッコイイから…んっ」チュ チュ

曜「やあっ!だめ、んっ…!」

鞠莉「曜、よう…!」チュ

曜(ま、鞠莉ちゃんっ…!)ドキドキ


42: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:07:32.58 ID:OPeLjE80

鞠莉「曜…わたし…」ウルウル

曜「!」

鞠莉「わたし、もう…!」グッ

曜「わっ…!」ドサ

曜(鞠莉ちゃんに、押し倒されて…!)ドキドキ

鞠莉「はぁ、はぁっ…もう…!」

曜「ん…」メツムリ



鞠莉「もう、ダメ…」

曜「…え?」


43: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:07:58.81 ID:OPeLjE80

鞠莉「つかれて、ちから入らない…」くたっ

曜「わっ」

鞠莉「もう、うごけない…」

曜「あ…」ポカーン

鞠莉「うぅ…」

曜「…ふふっ、あはははっ!そりゃそうだよ、お祭りで全力を出し切ったんだもん」

曜「なのに、『別のこと』まで頑張っちゃおうなんてさ。鞠莉ちゃんのえっ○」

鞠莉「だ、だってぇ…」


44: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:09:26.13 ID:OPeLjE80

曜「…まぁ、色々とドキッとしちゃう気持ちはわかるけどね」

鞠莉「え…?」

曜「私も、そうだから」ギュ

鞠莉「!」

曜「今日の鞠莉ちゃん、キラキラしてて、すっごく可愛くて。私、ずっとドキドキしてたんだよ?」

鞠莉「曜…」

曜「人をその気にさせといて、鞠莉ちゃんは悪い子だね」ナデナデ

鞠莉「んぅ…」


45: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:10:15.98 ID:OPeLjE80

曜「今日の所は『あーれー』も、その先もおあずけだからね」

鞠莉(そんな…)

曜「でも、そんな鞠莉ちゃんに朗報です!なんと私たち、明日は練習お休みです!」

鞠莉「…えっ?」

曜「へへ、段取りいいでしょ?お祭りでヘトヘトになっちゃうなーって思ったから、事前に連絡入れておいたんだ」ホラ

鞠莉「本当だ。いつの間に…」

曜「だからさ、今日と明日はゆっくりしようよ。二人っきりで、さ」

鞠莉「…うんっ」

曜「えへへっ!さ、風邪ひかないうちにお風呂入ろっ。動けないなら、お神輿みたいに担いじゃうからね?」


終わり


46: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:10:43.60 ID:OPeLjE80

全弾撃ち尽くしました。お祭りようまりでした。

なかよしマッチおめでとうございます。本当にありがとうございます。

↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。

鞠莉「わたし、マリーさん!」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1534032610/

ありがとうございました。


47: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:12:41.02 ID:KhAcXJyR

いつも乙です


48: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/30(木) 07:18:59.18 ID:U+J7uG9H


前作も楽しませてもらったよ


引用元: ・http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1535576780/

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この記事へのコメント

  1. 名無しのラブライバー:2018/08/30(木) 20:18:36

    SSとかくだらねぇんだよ早くサイト閉鎖しろや


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