【ラブライブ!】穂乃果「やったー!大好きな海未ちゃんが増えたー!」【長編SS】

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1: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:53:42.83 ID:wNNVhj5+

穂乃果「この瞳も!髪の毛も!まるっとそっくり海未ちゃんだよ!」

海未「穂乃果、お茶ですよ」

穂乃果「そのうえ、こっちの海未ちゃんは優しい!」

海未「ありがとうございます」

穂乃果「えへへ。海未ちゃん、よろしくね」

海未「はい。よろしくお願いします」



2: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:54:24.45 ID:wNNVhj5+

穂乃果「海未ちゃん、それじゃあ何かして遊ぼうよ!」

海未「いいですよ。何をして遊びますか?」

穂乃果「そうだねー……海未ちゃんが決めていいよ」

海未「わかりました。では、少し待っていてください」


3: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:55:04.86 ID:wNNVhj5+



海未「……」


海未(私は歩いていました)


海未「んっ!?」

海未「こんにちは。海未」

海未「どうなっているのですか……?」


海未(私とそっくりな……もう一人の私が、そこにいました)


4: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:55:52.45 ID:wNNVhj5+

海未「ちょっと待ってください!」

海未「なんでしょう?私は今から穂乃果と遊ぶためにトランプを買いに行かなければならないのですが」

海未「……なるほど、穂乃果の仕業ですね」


海未(私は彼女を後ろ目に、それぞれの目的地へと向かいました)


海未「……?」


5: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:56:38.22 ID:wNNVhj5+



海未「穂乃果!」

穂乃果「あっ、海未ちゃん!お帰りー」

海未「こんなことをしていたら騒ぎになるでしょう。やめてください」

穂乃果「何の話?」

海未「私を勝手に増やしたでしょう!」

穂乃果「あ、もしかして元の海未ちゃん?」

海未「その通りです」

穂乃果「どうりで怒りっぽいと思った」

海未「なんですかその言い方は!」

穂乃果「まあまあ」


6: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:57:14.49 ID:wNNVhj5+

海未「早く元に戻してください」

穂乃果「海未ちゃんが二人いたっていいじゃん。減る物じゃないし」

海未「むしろ増えてますけど……とりあえず、誰かに見つかったら大変です。早く戻してください」

穂乃果「うぇええん」

海未「なんで泣くんですか!」

穂乃果「海未ちゃんが大好きだから増やしたのに……消さないといけないなんて……」

海未「嘘泣きは結構です」

穂乃果「ちぇっ」

海未「分かったら早く――」


7: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:58:15.25 ID:wNNVhj5+

穂乃果(海未ちゃんの言葉を遮るように、部屋のドアが開けられました)


海未A「お疲れさまです。穂乃果、トランプを買ってきました」

穂乃果「おおー!それじゃあ三人で遊ぼう!」

海未1「いえ、ちょっと待ってください」

海未A「あれ……海未、いたのですか?気がつきませんでした」

海未1「……」


8: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:58:43.03 ID:wNNVhj5+

海未A「どうしたのですか?」

海未1「あなたは……なんとも思わないのですか?」

海未A「言っている意味がよく分かりませんが……」

海未1「この状況のことです。同じ人間が同じ空間に二人いる。これはおかしいことでしょう!?」

海未A「どうしてですか?」

海未1「どうしてって……それは……常識、常識的に考えて……」

海未A「常識で考えられない人間はここにいてはいけないのですか?」

海未1「……別に、そんなことはありませんが……」

穂乃果「もう、細かいことはいいよ!ほら二人とも座って!」

海未A「はい。ほら、海未も」

海未1「……」


9: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 20:59:26.41 ID:wNNVhj5+

穂乃果(海未ちゃんもなんとか納得し、私たち三人はトランプで遊び始めました)


海未1「むむむ……」

海未A「ううっ……」

海未1「こっちです!」

海未A「あっ!」


穂乃果「……長い」


10: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:00:15.65 ID:wNNVhj5+



海未1「私の勝ちです!」

海未A「参りました……」

穂乃果「もう!二人とも弱いよー!最初は見てて面白かったけど、長い!」

海未A「すみません……」

穂乃果「まあいいけど」

海未1「それじゃあ、何か別のことをしますか?」

穂乃果「うーん、そうだね。海未ちゃんはどう?」

海未A「ことりも誘って、どこか遊びに行きましょうか」

穂乃果「いいね!あのロールケーキが右に長いお店行く?」

海未1「待ってください。外に行く気ですか?」


11: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:01:32.38 ID:wNNVhj5+

穂乃果「えっ、ダメなの?」

海未1「人に見られたらおかしいと思われます」

穂乃果「大丈夫!そっくりな双子だと思われるよ」

海未1「知り合いに見つかったらどうするんですか」

穂乃果「そのときは事情を説明すればいいんだよ」

海未1「じゃあもし普段はそこまで話さないけど一応顔と名前くらいは知っている程度の間柄の人と会ったら――」

海未A「心配しすぎですよ、海未」

穂乃果「そうだよ海未ちゃん!世の中そんなに冷たい人ばっかりじゃない!」


12: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:03:42.76 ID:wNNVhj5+

穂乃果(海未ちゃんの心配そうな顔を見ないふりして、私はことりちゃんに電話をかけました)


穂乃果「もしもし、ことりちゃーん!」

海未1「ああっ、もう」

穂乃果「うん、今から……見せたいもの?わかった。うん、じゃあまた後でね」

穂乃果「待ち合わせしておいたよ」

海未1「はあ……」

穂乃果「さあ、早く行こう!」


13: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:04:31.59 ID:wNNVhj5+



穂乃果「おーい!ことりちゃーん!」

ことり「あっ、穂乃果ちゃん!それに海未ちゃん……が、二人?」

海未A「はじめまして、ことり。海未です」

ことり「海未ちゃん?じゃあこっちは?」

海未1「私が本当の海未です」

ことり「ふぇえ~?じゃあこっちは?」

海未A「私も海未です」

ことり「ええっと……穂乃果ちゃん、どういうこと?」


14: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:06:12.80 ID:wNNVhj5+

穂乃果「海未ちゃん、二人に増えたんだよ!」

ことり「へえー、すごい!」

海未1「私はまだよくわかっていないのですが……」

ことり「こっちが本当の海未ちゃん?」

海未A「どちらも本当ですよ」

ことり「ふ~ん」


15: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:09:24.83 ID:wNNVhj5+

穂乃果(ことりちゃんは不思議そうに、海未ちゃんたちのほっぺたをつんつん触り始めました)


海未A「……」

ことり「うーん……」

海未1「わっ、ことり」


穂乃果(ことりちゃんは二人を見比べながら、交互に触ります)


海未1「やっ、やめてください!」

ことり「すごい、感触も一緒なんだ」

穂乃果「すごいでしょ?」

ことり「うーん……でも、これじゃあどっちがどっちか……」


16: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:10:04.26 ID:wNNVhj5+



海未A「……」

海未1「もう、いい加減にしてください!ことり!」

ことり「あーっ、こっちがいつもの海未ちゃんだー」

海未1「まったくもう……」

海未A「……」

穂乃果「ね、海未ちゃん。細かいことは気にしないのが一番だよ」

海未1「そうかもしれませんが……」


17: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:11:10.96 ID:wNNVhj5+

穂乃果(しばらく話をした後、私たちは喫茶店に向かいました。ケーキの美味しいお店です)


穂乃果「ことりちゃん、さっき見せたいものがあるって言ってたけど、なんのこと?」

ことり「うん、ええっとね……新曲の衣装の案なんだけど」

穂乃果「おおっ!見せて見せて!」

ことり「じゃーん!夏ということで、水着をモチーフにした破廉恥な――」

海未1「破廉恥です!」

海未A「なんですかこれは……露出面積の方が広いではありませんか」

穂乃果「涼しそうだね」


18: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:11:52.60 ID:wNNVhj5+

ことり「さっきね、これ写真に撮って絵里ちゃんに送ったんだ。そしたら絵里ちゃん、なんて言ったと思う?」

穂乃果「さあ」

ことり「『画質が悪くてよく見えないわ』だって!」

ことり「アハハハハハハハッハッハッハッハ!ハッハッハッハッハハ……」

穂乃果「ひっ」

海未1「ことり、怖いです」

海未A「……とにかく、こんな過激な衣装はナシです」

ことり「え~っ、いいと思うんだけどなあ……」


19: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:12:43.22 ID:wNNVhj5+

海未1「私たちはアイドルである前に学生なのです。健全に活動していくことが第一のはずでしょう」

海未A「こんな肌色だらけで人気になることが正攻法だとは思えません」

海未1「その通りです」

海未A「やはり気が合いますね」

海未1「え、ええ……」

ことり「穂乃果ちゃん、この衣装ダメなのかなあ……」

穂乃果「ううん、私は良いと思うけどなー。健康そうで」

ことり「そうだよね!」

海未1「しかし……」


20: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:13:31.95 ID:wNNVhj5+

ことり「ねえ海未ちゃん!私、そんな気持ちでこの衣装考えたわけじゃないの」

ことり「一番みんながかわいく見えるようにって……そう考えてるんだけど……」

穂乃果「ねえ海未ちゃん。こういう衣装でも恥ずかしくないようにするのも、アイドルとしての向上だよ」

海未A「……」

海未1「――わかりました。もうことりに任せます」

ことり「やったあ!それじゃあ海未ちゃんの衣装はとびきり過激に……」

海未1「ちょっと、それでは話が変わってきているではありませんか!」バン!

海未A「二人とも、店内ですよ!静かにしてください!」


穂乃果(わいわい)


22: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:14:00.35 ID:wNNVhj5+



穂乃果「うーん、美味しかったね」

海未A「ええ」

海未1「これからどうするのですか?」

ことり「どこか遊びに行く?」

穂乃果「じゃあカラオケに行こう!」

ことり「いいねっ」

海未1「あまりこの状態であちこち出回りたくないのですが……」


23: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:14:33.66 ID:wNNVhj5+

穂乃果「海未ちゃん!見せつけるくらいの気持ちで行こうよ!」

海未1「なんでですか……」

海未A「私は楽しみです。記憶の上でならカラオケに行ったことがありますが、本当に行ったことはありませんから」

穂乃果「ほら、海未ちゃんもこう言ってるし!行こう!」

海未1「……しょうがありません」


24: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:15:24.18 ID:wNNVhj5+



海未1/A「つがるかいきょうぅ~……ふ~ゆげ~しきいぃ~……」

海未1「ふう……」

穂乃果「おおー!」パチパチ

ことり「息ぴったりだね!」

海未1/A「ふふっ」

穂乃果「さすが二人とも海未ちゃんってだけあるね!」

海未A「ありがとうございます」

海未1「別に褒められてはいないような……」

穂乃果「よーしことりちゃん!私たちも歌うよー!」

ことり「うん!」


26: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:27:06.54 ID:acGWf1lj

ことりちゃん増やして国民全員に配ろうぜ


27: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:28:52.73 ID:a0OES8ty

亜里沙ちゃんに1人あげよう


29: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/30(月) 21:33:59.21 ID:5Q51KdHH

ぼくにも1体ください


45: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:39:01.25 ID:QRB+MpIQ

穂乃果(私たちはめいっぱい楽しんで、お店を後にしました。もう日が傾いていて、顔を上げて歩くととても眩しいです)


穂乃果「はー、楽しかったー!」

ことり「また四人で行きたいね」

海未1/A「ええ」

穂乃果「海未ちゃんたち、二人とも仲良くなってよかったよ!」

海未1「未だに違和感はありますが……悪い人ではなさそうですから」

ことり「よかったね、海未ちゃん」

海未A「ええ」


46: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:39:49.45 ID:QRB+MpIQ

穂乃果「それじゃことりちゃん、ばいばーい!」

海未1「また明日」

ことり「ばいばい」

穂乃果「~♪」


47: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:40:25.29 ID:QRB+MpIQ

穂乃果(その後、私たちの口数は減り、いつしかただ黙々と歩いているだけになりました。やがて、海未ちゃんと別れる道に差し掛かりました)


海未1「……穂乃果、また明日」

穂乃果「うん!ばいばい海未ちゃん!」

海未A「あの……」

穂乃果「うん?」

穂乃果「……あっ!こっちの海未ちゃんはどうすればいいんだろう」


48: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:41:05.95 ID:QRB+MpIQ

海未1「確かにそうですね。まあ、同じ私ですし……私の家に来ますか?」

穂乃果「でも海未ちゃん、家族の人に見つかったらややこしいことにならない?」

海未1「何を今さら……」

穂乃果「私の家に来れば、お泊りってことに出来るし」

海未1「穂乃果の家の方から私の方に連絡が来たら、そっちの方がよっぽど面倒なことになりませんか?」

穂乃果「そんなことないと思うけどなあー。そもそも一泊くらいで連絡なんかしないよ、多分」

海未1「でも、どちらにせよいずれ見つかってしまうと思うのですが……」


49: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:41:59.55 ID:QRB+MpIQ

穂乃果「うーん、もういいや!海未ちゃんに決めてもらおう!海未ちゃん、どっちがいい?」

海未A「私は……」

穂乃果「うん」

海未A「……穂乃果と一緒がいいです」

海未1「そうですか」

穂乃果「じゃあ私と一緒に帰ろう!海未ちゃん!」

海未A「ええ」


50: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:42:30.04 ID:QRB+MpIQ

海未1「……」

穂乃果「じゃあね、海未ちゃん!」

海未1「……え、ええ、さようなら」

海未A「さようなら」

穂乃果「ばいばーい!」


51: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:43:16.14 ID:QRB+MpIQ



穂乃果「……あっ、そうだ。海未ちゃんの晩ご飯、どうする?」

海未A「私には必要ありませんよ」

穂乃果「そうなの?」

海未A「ええ」

穂乃果「そうなんだ……ふーん……」


52: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:43:55.81 ID:QRB+MpIQ



海未「さて、そろそろ寝ましょうか」

穂乃果「そうだね」

海未「布団を借りてきます」

穂乃果「どうして?」

海未「どうして、って……私は床で寝ますから」

穂乃果「ええーっ、ベッドでいいよ」

海未「狭いでしょう」

穂乃果「そんなことないよ、ほら!」


穂乃果(私は海未ちゃんの手を引っ張って、ベッドに倒しました)


53: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:44:24.99 ID:QRB+MpIQ

海未「わっ」

穂乃果「一緒に寝よう?」

海未「はい、わかりました……」


穂乃果(私も海未ちゃんの横に倒れました。なんだか妙に暑いのは、夏のせいか、狭いベッドに二人もいるせいか、それとも――)


54: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:45:08.09 ID:QRB+MpIQ

海未「……」

穂乃果「……ねえ、海未ちゃん。なんで海未ちゃんじゃなくて、私の方に来たの?」

海未「あなたのことが好きだからです」

穂乃果「海未ちゃんのことは好きじゃないの?」

海未「……自分を好きかどうかなんて、考えたこともありませんでした」

穂乃果「そっかあ」

海未「……」

穂乃果「海未ちゃん」


穂乃果(海未ちゃんを抱きしめました。本当に海未ちゃんなんだと思うと、少しドキドキします)


55: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:46:47.11 ID:QRB+MpIQ

海未「穂乃果……?」

穂乃果「同じ海未ちゃんが二人もいるって、すごいことだよ」

海未「そうでしょうか」

穂乃果「この瞳も、髪も……全部海未ちゃんと一緒」

海未「……っ」

穂乃果「触ってもいい?海未ちゃん」

海未「え、ええ」

穂乃果「えへへっ」

海未「穂乃果……あなたは……」

穂乃果「……」


56: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/07/31(火) 21:47:49.25 ID:QRB+MpIQ

穂乃果(最初は、海未ちゃんの頭や肩を撫でるだけでした。でも、そのうち好奇心が高揚して……だんだん間違った方へ――)


海未「穂乃果っ……」

穂乃果「ふふっ、ふふふっ……あははっ……」


穂乃果(私は海未ちゃんに、『酷いこと』をしました)


59: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 12:27:38.34 ID:Jkau5XDg

私を倒しても第2第3の海未が現れますよ


60: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 13:43:15.77 ID:ap7V6RU4

待て、海未1が本物とは限らないんだよな…
もう既に第2第3の海未の可能性も…


63: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:02:18.83 ID:7H3FVzLA



穂乃果「……あれ?」

穂乃果「ここは……」


穂乃果(気がつくと、私は一人ぼっちで立っていました。辺りを見回すと、一面、浜辺が広がっています)


穂乃果「どこなんだろう、ここ……?」

穂乃果「ん?」


穂乃果(ふいに、後ろに気配を感じて振り向きました)


64: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:02:47.77 ID:7H3FVzLA

海未「……穂乃果」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「私のことが……見えていますか?」

穂乃果「え?あ、うん……見え、てる、よ……」


穂乃果(よくわからない状況に動転し、うまく舌が回りませんでした)


海未「……」

穂乃果「海未ちゃん?」


穂乃果(海未ちゃんはゆっくり近づいてきました)


65: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:03:20.29 ID:7H3FVzLA

海未「……」

穂乃果「海未ちゃん……ちょっと待って……」

海未「穂乃果」


穂乃果(海未ちゃんはそう言うと、私の方に向かって大きく踏み込みました。ぶつかる!)


穂乃果「うわっ!?」


穂乃果(思わず目を瞑ってしまいましたが、痛みどころか、何かに触れた感覚すらありませんでした)


66: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:04:11.38 ID:7H3FVzLA

穂乃果「え……」

穂乃果「すり抜けた……?」

穂乃果「海未ちゃ――」

穂乃果「――っ!」


穂乃果(振り返ってみると、そこには海未ちゃんがいました……だけど、普通じゃない)


67: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:04:53.60 ID:7H3FVzLA

海未(?)「……穂乃果」


穂乃果(体にたくさんのヒビがあり、そこから得体のしれない黒いもやがもやもや出ていました。その姿は何かの怪物のようです)

穂乃果(ただ、力強い瞳の輝きと、美しい長髪だけは、確かに海未ちゃんのものでした)


穂乃果「海未ちゃん……何、その体……」

海未(?)「本当に、見えていますか?私のこと……」

穂乃果「海未ちゃん、どうしたの!?」

海未(?)「……」

穂乃果「なに、これ……」


海未(?)「穂乃果――」


68: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:05:34.65 ID:7H3FVzLA



穂乃果「うわあっ……」

海未「穂乃果、穂乃果」

穂乃果「……うっ、ううん」

海未「穂乃果、早く起きてください。遅刻しますよ」

穂乃果「夢……?」

穂乃果「私は何を……」


穂乃果(何も思い出せない。考えれば考えるほど、頭にズキズキと痛みが走ります)


69: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:06:44.49 ID:7H3FVzLA

穂乃果「ううっ……」

海未「穂乃果?」

穂乃果「海未ちゃん……私、海未ちゃんに何かした……?」

海未「いえ。私は何もされていません」

穂乃果「なんだろう……変な感じがするんだ……」

海未「大丈夫ですか?寝ている間もうなされていたようですが」

穂乃果「夢……?」

海未「早く支度をしてください。海未とことりが待っていますよ」

穂乃果「あっ、うん!」


70: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:07:12.32 ID:7H3FVzLA

穂乃果(私はあれこれを済ませると、走って集合場所へと向かいました。いつもより息が切れるのが早く感じました)


穂乃果「はあ、はあ、はあ……」

海未「遅いですよ、穂乃果」

穂乃果「ごめんごめん。寝坊しちゃって……あっ、おはよう」

海未「おはようございます」

ことり「穂乃果ちゃん、おはよう」

穂乃果「うん、おはよう……」


71: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:08:27.79 ID:7H3FVzLA

海未「元気がないですね。大丈夫ですか?」

穂乃果「なんだか変な夢見ちゃって……」

海未「しっかりしてください」

穂乃果「うん」

ことり「変な夢って……どんなの?」

穂乃果「うーん、なんだったっけ。変な夢だったって記憶しかないよ」

ことり「あっ、よくあるよね~。夢を見た覚えはあるけど、内容まで覚えてないこと」

海未「そうでしょうか」

ことり「海未ちゃんはそういうこと無いの?」

海未「ええ」


72: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:09:07.30 ID:7H3FVzLA

穂乃果「そもそも海未ちゃんはあんまり夢を見そうにないもんね。夢もなさそうだし」

海未「なっ、失礼な!私にだって夢くらいあります」

穂乃果「えっ、あるの?じゃあどんな夢?」

ことり「海未ちゃんの夢、聞いてみたいなー」

海未「あっ、待ってください。やっぱりナシです」

穂乃果「えー……気になる……」

ことり「海未ちゃん、ダメ?」

海未「ダメです」

穂乃果「むむ……」


73: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:10:22.76 ID:7H3FVzLA

海未「ところで穂乃果、彼女はどうなったのですか?」

穂乃果「彼女?」

海未「何と呼べばいいのかよくわかりませんが……もう一人の私というか……」

穂乃果「ああ、海未ちゃんのこと?学校に行ったらややこしいことになりそうだからって、家にいるよ」

海未「急に慎み深くなりましたね」

穂乃果「まあ、結局は海未ちゃんだからねー。トラブルになるのはイヤだったんじゃない?」

ことり「……」


74: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:11:20.87 ID:7H3FVzLA

海未「なるほど。まあいいでしょう」

穂乃果「さあ、早く学校に行こう!遅刻しちゃうよ!」

海未「あなたが遅れてきたせいです」

穂乃果「核心を突かないでよう」

海未「まったく……」


75: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:12:15.74 ID:7H3FVzLA




穂乃果(授業中、私は先生の話そっちのけで居眠りをしていました)


穂乃果「……すやすや……」


穂乃果(そして、またあの夢を見てしまいました)


穂乃果「……うっ」

海未「……」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未(?)「穂乃果――」


76: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:13:43.30 ID:7H3FVzLA



穂乃果「――ううっ」

先生「高坂さん、授業中に居眠りしないでください」

穂乃果「はあ、はあ、はあ……」

海未「穂乃果、しっかりしてください」

穂乃果「海未……ちゃん……?」


海未(穂乃果は少しだけこっちを向きました。なんだか顔色が良くありませんでした)


77: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:15:01.92 ID:7H3FVzLA

穂乃果「海未ちゃん……海未ちゃん……?」

海未「大丈夫ですか?」

穂乃果「ごめんなさい……ごめんなさい……?」

海未「穂乃果……?」


海未(何か嫌な予感がして、私はとっさにでたらめを言いました)


78: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:16:17.39 ID:7H3FVzLA

海未「体調が悪いので、保健室に行きたいそうです」

先生「そうですか、わかりました」

海未「穂乃果、立てますか?」

穂乃果「海未ちゃん……?」


海未(穂乃果はふらついて、膝を机で打ちました。でも、痛がる様子はありませんでした)


79: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:17:06.39 ID:7H3FVzLA

海未「大丈夫ですか?」

穂乃果「……」

先生「保健委員の人……南さん。連れて行ってあげてください」

ことり「はい、わかりました」

ことり「穂乃果ちゃん、行こう?」


海未(穂乃果はことりに連れられて、教室を出ていきました)


80: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:18:43.01 ID:7H3FVzLA



穂乃果「う、ううん……」

ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫?」

穂乃果「……あっ、うん。平気だよ」

ことり「海未ちゃんと……何かあったの?ずっと名前を呟いてたけど」

穂乃果「そうだった?」

ことり「うん。ずっと『海未ちゃん、ごめんなさい』って」

穂乃果「そっか……」

ことり「……?」


81: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:19:58.42 ID:7H3FVzLA

穂乃果「……私、海未ちゃんに酷いことをした気がするんだ」

ことり「酷いこと?」

穂乃果「うん。自分でもよくわからないんだけど……痛めつけたり、とか……それから、体に何かしたりとか……」

ことり「そんな……」

穂乃果「多分、もう一人の海未ちゃんとも関係があるんだけど……昨日の夜のこと、なにも思い出せなくて……」

ことり「よくわからないけど、穂乃果ちゃんが海未ちゃんにそんなことするなんて思えないよ」

穂乃果「私の勘違いなのかなあ?」

ことり「とりあえず、授業が終わったらまた来るね」

穂乃果「うん、また後で」

ことり「……」


穂乃果(ことりちゃんは礼儀正しく保健室から退出していきました)


82: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:20:38.02 ID:7H3FVzLA

穂乃果「なんだろう……このもやもやした感じ……」

穂乃果「違和感……?」

穂乃果「何か見落としてる……何か忘れてる……」

穂乃果「そのはずなのに……」


83: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/01(水) 21:21:17.20 ID:7H3FVzLA

穂乃果(授業が終わると、保健室に海未ちゃんとことりちゃんがやってきました)


海未「穂乃果、大丈夫ですか?」

穂乃果「うん。もう元気だよ」

海未「ことりから聞きましたが……私に何か酷いことをしたと?」

穂乃果「そんな気がするの」

海未「実際、私はそんなことされていませんし……穂乃果が何かしたとしたら、もう一人の私のことでしょう」

ことり「……」

海未「とりあえず、今日の練習が終わったら彼女に会いに行ってみます。私のことです、私になら分かるかもしれません」

穂乃果「うん、お願い」

ことり「私も行くよ」

穂乃果「うん」


91: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:29:01.81 ID:rM7m8x7S



穂乃果「海未ちゃん、ただいま!」

海未A「お帰りなさい」

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんも来てるよー」

海未1「こんにちは」

ことり「お邪魔しま~す」

海未A「ええ」


92: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:29:29.58 ID:rM7m8x7S



海未A「……私は、穂乃果に何かされた覚えはありません」

穂乃果「あれー……?」

海未1「やはり、あなたの勘違いなのではありませんか?」

穂乃果「そうなのかなあ……」

ことり「穂乃果ちゃんが見た変な夢っていうのとは、関係あるのかな?」

海未1「ううん……わかりました。きっと、こういうことです」

海未1「穂乃果が夢の中で私に何かしてしまい、現実と混同した穂乃果はそのことで負い目を感じている、ということではないでしょうか」

穂乃果「うーん、そういわれるとそんな気がしてきた」


93: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:30:06.64 ID:rM7m8x7S

海未A「それなら気にする必要はありません。実際、私は何もされていませんから」

穂乃果「そっか、そうだよね。ごめん、迷惑かけて」

海未A「いえいえ」

海未1「これで一件落着ですね」

ことり「……?」

穂乃果「よーし、このまま帰っちゃうのもなんだし、ちょっと遊んでいってよ!ね、海未ちゃん、ことりちゃんも!」

ことり「あ、うん……」

海未1「何をして遊ぶんですか?」

穂乃果「うーん……それじゃあ、小指と親指ジェンガやろうよ!」

海未A「面白そうですね」


94: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:31:24.05 ID:rM7m8x7S

ことり「穂乃果ちゃん、ジェンガ持ってるの?」

穂乃果「持ってない!」

海未A「なんで言ったんですか……」

穂乃果「あははははっ!」

海未1「なんで笑ってるんですか」

ことり「じゃあ~、カニ早食い競争やろうよ!」

穂乃果「カニなんか無いよっ!」

ことり「アハッハハハハッハハッ!」


95: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:31:51.16 ID:rM7m8x7S

海未1「楽しそうですね……」

穂乃果「海未ちゃんは何かやりたいことある?」

海未1「うーん……」

海未1/A「私は別に……」

穂乃果「もう、二人して!」

ことり「うーん、どうしよう?」

穂乃果「じゃあじゃあ!他人ゲームやろうよ!」

海未A「それはどんなゲームなんですか?」


96: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:32:48.32 ID:rM7m8x7S

穂乃果「フリートーク中に突然他人の振りをするんだよ」

海未1「なんですか、その遊び……」

穂乃果「えっ、誰ですか?」

穂乃果/ことり「あははは!あはははは!あはっはっははっははは!」

穂乃果「はー……笑いすぎてのど乾いてきちゃった。海未ちゃん、お茶~」

海未1「それぐらい自分で行ってください」

穂乃果「えー、ケチ」


97: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:33:45.77 ID:rM7m8x7S

海未A「仕方ありません、私が入れてきます」

穂乃果「わーい、ありがとう」

ことり「……?」

海未1「……まったくもう。真面目に考えないのなら帰りますよ」

ことり「う~ん……それじゃあ、王様ゲームはどう?」

穂乃果「いいねー」


98: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:34:52.10 ID:rM7m8x7S



ことり「私が王様だ!」

ことり「う~ん……じゃあ、1番と海未ちゃんがキス!」

海未1「なんで私は確定してるんですか!」

穂乃果「王様の命令は絶対だよ!」

海未A「あっ、私が1番です」

海未1「私が……あなたとキス……?自分と……?」

海未A「やりますか?」

穂乃果「ほら海未ちゃん!キース、キース!」


99: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:36:31.49 ID:rM7m8x7S

ことり「キース、キース!」

海未1「そんな、ダメです!」

穂乃果「自分とキスするのに、嫌がることはないよー」

ことり「じゃあ……私たちは出ていくから、二人はちゃんとキスしてねっ」

穂乃果「お楽しみ~」

海未1「……」


穂乃果(私たちは部屋から退散しました。二人がちゃんとキスをしているのかはわかりませんが、私は海未ちゃんの誠実さを信じています)


100: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:37:41.93 ID:rM7m8x7S

海未1「終わりました」

穂乃果「ちゃんとキスした?」

海未A「ええ」

ことり「じゃあ次だねー」


穂乃果(王様ゲームはしばらく続きました)


101: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:38:35.11 ID:rM7m8x7S



穂乃果「あれ、いつの間にかもう真っ暗になってる」

ことり「ホントだ。今何時だろう」


穂乃果(ことりちゃんはケータイを取り出して、時間を確認しました)


ことり「うーん……海未ちゃん、そろそろ帰る?」

海未1「そうですね」


102: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:39:34.27 ID:rM7m8x7S



ことり「ばいばい、穂乃果ちゃん」

海未1「また明日」

穂乃果「うん」


103: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:40:37.36 ID:rM7m8x7S



穂乃果「……」

海未「……」

穂乃果「ううっ……」

海未「どうしたのですか?」

穂乃果「ねえ、海未ちゃん……」

海未「なんですか?」

穂乃果「苦しいよ……体から何かが抜け落ちたみたい……」

海未「大丈夫ですか?」

穂乃果「助けて……」


104: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:41:58.31 ID:rM7m8x7S

海未「さっきまで平気だったじゃないですか」

穂乃果「でも……」

海未「また私に『酷いこと』をしますか?」

穂乃果「それは……違う」

海未「じゃあ、どうするんですか?」

穂乃果「私は、私は――」


穂乃果(必死に言葉をひねり出そうとしていたそのとき、全部をリセットするように、玄関のチャイムが私の耳に届きました)


105: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:43:22.65 ID:rM7m8x7S

穂乃果「……誰か来た?ちょっと出てくるよ」

海未「ええ」


穂乃果(玄関へ行き戸を開けると、ことりちゃんが一人で立っていました)


穂乃果「あれっ、ことりちゃん?どうしたの?」

ことり「ケータイ忘れちゃった。多分穂乃果ちゃんの部屋にあると思うんだけど……」

穂乃果「わかった。ちょっと確認してみるね」


106: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:44:17.43 ID:rM7m8x7S



穂乃果「あったよ!」

ことり「よかったあ~。ありがとう、穂乃果ちゃん」

穂乃果「うん」

ことり「それと穂乃果ちゃん、ちょっと話があるんだけど……」

穂乃果「なになに?」

ことり「あの海未ちゃんって、本当に海未ちゃんなのかなあ?」


107: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:45:40.20 ID:rM7m8x7S

穂乃果「へっ?」

ことり「なんだか違和感があるの」

穂乃果「だって……海未ちゃんだよ、どう見ても。まあ、多少の違いはあると思うけど」

ことり「ううん。私にもよくわからないから……ただ、そう感じただけで」

ことり「それだけ。ばいばい、穂乃果ちゃん」

穂乃果「え、うん……」

ことり「明日の朝、ちょっと早く来て欲しいな。海未ちゃんが来る前にもう一回話したいから」

穂乃果「わかった」


108: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:46:28.07 ID:rM7m8x7S



海未「……」

穂乃果「何見てるの?」

海未「ことりはもう帰りましたか?」

穂乃果「なんでそんなこと聞くの?」

海未「いえ」

穂乃果「海未ちゃんって……海未ちゃんじゃないの?」

海未「そんなことはありません」


109: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:47:51.48 ID:rM7m8x7S

穂乃果「そう……」

海未「大丈夫ですか?」

穂乃果「私、もう寝るよ。あんまり気分がよくないみたい……」

海未「……」

穂乃果「あっ、そうだ。明日早く行かないといけないから、私がもし起きられてなかったら起こしてね」

海未「わかりました」


110: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:49:02.55 ID:rM7m8x7S



穂乃果「おはよう」

ことり「うん」

穂乃果「ことりちゃん。一晩考えたけど分からなかったよ」

ことり「うん、私もいろいろ考えたんだけど……穂乃果ちゃんって、海未ちゃんのことどう思ってる?」

穂乃果「海未ちゃんって、どっちの海未ちゃん?」

ことり「どっちでもいいの」

穂乃果「え……?」

穂乃果「う~ん、そうだなあ……厳しい、けど優しい。みたいな感じ?」

ことり「……」

穂乃果「えっ、ダメ?」


111: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:49:35.61 ID:rM7m8x7S

ことり「やっぱり」

穂乃果「やっぱりって何?」

ことり「二人の話を聞いててわかったの、あの海未ちゃんの正体」

穂乃果「えっ、『聞いてた』ってどういうこと?」

ことり「えへへ。穂乃果ちゃんの部屋に忘れていったケータイ、実は録音してたんだ」

穂乃果「なんてことを」

ことり「穂乃果ちゃんは、海未ちゃんのことが理解できてないんじゃないかな。だから違いに気づけない」


114: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:51:32.46 ID:rM7m8x7S

穂乃果「理解できてない?」

ことり「うん」

穂乃果「ちゃんと説明してよ!どういうこと!?」

ことり「これは……穂乃果ちゃんが、自分で気づかないといけないことだよ」

ことり「だから、穂乃果ちゃん……」

穂乃果「……」

ことり「がんばってね♡」

穂乃果「無責任!?」


115: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:52:20.91 ID:rM7m8x7S



海未「……おはようございます」

穂乃果「あっ、海未ちゃん。おはよう」

ことり「おはよう~」

海未「珍しく早いですね、穂乃果」

穂乃果「えへへ。私だってたまにはやるからね」

ことり「今日は学校間に合うね」

海未「昨日はぎりぎりでしたからね」


116: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:53:58.48 ID:rM7m8x7S

穂乃果「ははは」

海未「何時に寝ているんですか?夜更かししているから朝起きられないのではないですか?」

穂乃果「12時までには寝てるよ。あっ、でも先週は課題があったから遅くまで起きてたかなあ」

海未「はあ……」

穂乃果「ため息つかないでよう!」

ことり「あはは」


117: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:54:51.02 ID:rM7m8x7S



穂乃果(私は歩きながら考えていました。海未ちゃんのことと、もう一人の海未ちゃんのこと)


穂乃果「海未ちゃんと……海未ちゃん……海未ちゃん?海未ちゃん……あれ、海未ってどう書くんだっけ……」

海未「穂乃果、赤信号ですよ」

穂乃果「海未ちゃん――」

海未「穂乃果!」

穂乃果「……」

海未「穂乃果、穂乃果っ!」

穂乃果「……わかった……」


118: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:56:09.65 ID:rM7m8x7S

海未「穂乃果!」

海未『穂乃果』

海未「穂乃果!」

海未A『穂乃果』

海未1「穂乃果!!」

海未(?)「穂乃果――」


海未「――穂乃果!」


穂乃果(海未ちゃんは私の手を掴みました。温かくも冷たくもない手でした)


穂乃果「……」

穂乃果「わかったよ、海未ちゃん。私、海未ちゃんのことが見えた」


119: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:57:15.66 ID:rM7m8x7S



海未「穂乃果、お帰りなさ――」


穂乃果(彼女がその言葉を言い終わる前に、私は彼女の頬を思い切り平手で打ちました)


海未「……」

穂乃果「なんで怒らないの?いきなり殴ったんだよ、理由もなく」

海未「別に私は気にしていませんよ」

穂乃果「私、全部わかったんだ。あなたは海未ちゃんじゃなくて……私の――」


穂乃果(次の瞬間、海に落ちたような衝撃が体に走りました)


120: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 22:58:32.04 ID:rM7m8x7S



穂乃果「ここは……」

海未A「穂乃果?」

穂乃果「海未ちゃん、なの?」

海未A「私は海です。全てを受け入れ……全てを飲み込む……広い海。底は深く、溺れたならば二度と抜け出せません」

穂乃果「……そんなことないよ」

海未A「そうですか」

穂乃果「私は、あなたに勝つ」


穂乃果(私の手には、いつの間にかナイフが握られていました)

穂乃果(私はゆっくりと彼女に近づき、そのナイフで、胸を力いっぱい突きました)


121: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 23:00:09.39 ID:rM7m8x7S

海未(?)「……」

穂乃果「……」


穂乃果(彼女は静かに倒れました)

穂乃果(私は彼女に近づき、服をナイフで引き裂きました。彼女の体はやはり海未ちゃんそっくりですが、その汚い中身は透けて見えました)

穂乃果(彼女の正体、それは……私の、海未ちゃんに対する自分勝手な要求)


穂乃果「あなたが私の一部なら……それを元に戻すためには、こうするしかない」


穂乃果(私は彼女の体に食らいつきました。肉を噛みちぎり、血をすすり、黒いもやを吸いました)

穂乃果(おぞましい味。本当にこれが自分から生まれたのかと思いました)

穂乃果(でも、私は食べ続けました。長い時間をかけて、骨の一片も残さずに、貪り尽くしました)

穂乃果(そうして、全ては私の中に戻ってきました)


122: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 23:01:44.65 ID:rM7m8x7S




穂乃果「……」


穂乃果(私の横に、人がいます。海未ちゃんか、それとも海未ちゃんじゃないのか……姿が見えなくても、今の私にならわかる)


穂乃果「……海未ちゃん」

海未「はい、海未です。この世でたった一人の、園田海未です」

穂乃果「海未ちゃん……本当に海未ちゃんなんだよね……!」

海未「ええ」


123: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 23:02:40.18 ID:rM7m8x7S

穂乃果(――安心感。心から私のことを考えてくれているからこそ、甘やかしたりしてくれないし、厳しいことを言ってきたりもする)

穂乃果(それは……海未ちゃんの、本当の意味での優しさ)


穂乃果「……これが、本当の海未ちゃん……」

海未「……」

穂乃果「海未ちゃん!」


穂乃果(私は、海未ちゃんの胴体に抱きつきました)


海未「ふふっ、なんですか?」

穂乃果「……海未ちゃん、大好き!!」


124: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 23:03:33.57 ID:rM7m8x7S

おわり


126: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/02(木) 23:49:11.92 ID:Cyp6iFA5

なるほどなるほどぉ…


129: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/03(金) 12:02:13.52 ID:xQBaCPde

…?海未が二人いる原因とかよくわからなかったけど 乙


130: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/03(金) 19:20:02.58 ID:bKOigwJo

都合のよい願望が作り出したってことでしょ


127: 名無しで叶える物語@\(^o^)/ 2018/08/03(金) 00:40:06.02 ID:gzHKxgLA

優しくも厳しくも愛を以って接することが大切だということですね。


引用元: ・http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1532951622/

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  1. 名無しのラブライバー:2018/08/20(月) 00:22:28

    なげぇしくだらねぇんだよ早くサイト閉鎖しろや


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